「お前ら、最高にかっこいいぜ」真矢が残した最後の言葉 LUNA SEA献花式、ぴあアリーナMMに集まったファンが見送った“魂のドラマー”
ロックバンドLUNA SEAのドラマー 真矢さんを追悼する
献花式「~Eternal MeLoDy~」が3月8日、神奈川・ぴあアリーナMMで営まれた。56歳でこの世を去った“バンドの鼓動”に別れを告げようと、会場には多くのファンが足を運び、静かな祈りを捧げた。
献花式は午前11時から午後8時まで、1時間ごとの入れ替え制で計10回実施。参列者には主催者が用意した白いカーネーションが手渡され、ファンは一人ひとり祭壇へ花を手向けた。手紙の預かりも受け付けられ、長年の思いをしたためたメッセージを携えて訪れる人の姿も多かった。
会場にはドラムセットが3台並べられ、生前の真矢さんの写真が飾られた。場内にはFOREVER & EVERをはじめとする楽曲や、真矢さんのドラムソロ音源が静かに流れる。そこにはライブ会場で響いたファンの「真矢コール」も重なり、かつてのステージの記憶を呼び起こした。
この日、参列者にはメモリアルフォトが配布された。
写真は昨年2月23日、東京ドームで行われたライブで真矢さんがドラムソロを披露した瞬間を収めたもの。
結果として、それがLUNA SEAのドラマーとしての“最後のステージ”となった。
フォトの裏面には、ライブで観客と掛け合う際の真矢さんの決め台詞が記されていた。
「お前ら、最高にかっこいいぜ」
バンドと観客の距離を一瞬で縮める、真矢さんらしいストレートな言葉だ。長年ライブを共にしてきたファンにとって、それは単なるフレーズではなく、彼の人柄とロックへの愛情を象徴する“最後のメッセージ”として胸に刻まれた。
真矢さんは2020年にステージ4の大腸がんと診断され、昨夏には脳腫瘍も公表。
闘病を続けながらも音楽への情熱を絶やさなかった。訃報は2月23日未明、メンバーからファンクラブへ報告され、公式サイトでも4人の連名によるコメントが発表された。
そこにはこう綴られている。
「彼が35年以上にわたって刻み続けた魂のビート、そして音楽への深い愛は、これからもLUNA SEAの物語の中で決して鳴り止むことはありません」
LUNA SEAというバンドの歴史を語るうえで、真矢のドラムは単なるリズムではなかった。ステージの空気を動かし、観客の鼓動を揺さぶり、バンドの音楽に生命を与える“心臓”だった。
そのビートは止まった。だが、彼が刻んだ音は、ファンの記憶の中でこれからも鳴り続ける。


