カブス戦で緊急警報 MLBの安全基準下で一時騒然 原因はトイレでの喫煙
【©️Chicago Cubs 】
鈴木誠也選手が所属するシカゴ・カブスのオープン戦で、試合中に緊急警報が鳴り響くハプニングが発生し、球場が一時騒然となった。
カブスは22日(日本時間23日)、米アリゾナ州スコッツデールでサンフランシスコ・ジャイアンツと対戦。初回のカブスの攻撃中、場内に突如として警報ベルが鳴り、「直ちに建物から退去するように」とのアナウンスが流れた。観客の一部は出口へ向かい、スタンドは緊張感に包まれた。
それでもグラウンド上ではプレーが続行。審判団は状況を見極めながら試合を止めることはなかった。その後、球場内のトイレで観客が喫煙し、火災報知器が作動したことが判明。重大な事件や犯罪性のある事案ではなく、試合はそのまま行われた。
米大リーグ機構(MLB)では、観客の安全確保を最優先事項としており、各球場は州や自治体の防災・消防法令に基づく安全基準を順守することが義務付けられている。特に銃器規制や危険物の持ち込みに関しては厳格なルールが敷かれ、入場時の手荷物検査や監視体制も年々強化されている。また、火災警報や爆破予告などの緊急事案が発生した場合は、球場運営側と警備当局が連携し、状況に応じて試合中断や避難誘導を判断するプロトコルが整備されている。
今回は火災報知器の作動という形だったが、アメリカでは公共施設内での喫煙が厳しく制限されており、違反した場合は罰金や退場処分の対象となるケースもある。春季キャンプ期間中の球場はレギュラーシーズンに比べ規模が小さいとはいえ、MLBの管理下で安全基準は同様に適用される。
結果的に大事には至らなかったものの、緊急警報が鳴り響くという非日常的な状況は、観客や選手に一瞬の緊張を与えた。シーズン開幕を前に、改めて球場の安全管理体制が注目される出来事となった。

