中村京一郎選手がついにUFC初陣へ RTU制覇から約9か月 拳の負傷を乗り越えラスベガス決戦

2026.9.21

【©️UFC JAPAN】

世界の猛者のみで戦いぬき狭き門のRoad to UFC(RTU)シーズン4のフェザー級トーナメントを制した中村京一郎選手が、待望のUFCデビュー戦に臨むことが決まった。


 

試合は日本時間11月8日、米ネバダ州ラスベガスで開催されるUFC Fight Night。

フェザー級5分3ラウンドの一戦で、

ニュージーランドのオリー・シュミット選手と対戦する。

RTU決勝から続いていた拳の負傷を乗り越え、いよいよUFCのオクタゴンへ。中村選手にとって、これがUFCファイターとしての第一歩となる。


 

▪️RTU決勝で見せた逆転劇 最後まで崩れなかった勝負勘

中村選手がUFCとの契約を手にしたのは、

2026年1月31日に行われたRTUシーズン4のフェザー級決勝だった。

相手はセバスチャン・サレイ選手。

試合は序盤から簡単な展開にはならなかった。

中村選手は1ラウンドを戦い、2ラウンドにはダウンを奪われる場面もあった。

それでも勝負を決めたのは最終ラウンドだった。

3ラウンド終盤、中村選手がヒザ蹴りでダウンを奪うと、そこからパウンドを重ねてTKO。劣勢の時間を耐えながら最後に試合をひっくり返し、RTUフェザー級トーナメント優勝とUFC契約を同時につかんだ。

中村選手はプロ戦績8勝1敗。

2022年のプロデビュー戦で敗れた後は無敗を続けており、

RTUフェザー級では日本人初の優勝者となっている。

 

▪️「格闘代理戦争」から世界へ 飛躍の土台となったEXFIGHT

中村選手のキャリアを語るうえで欠かせないのが、所属するEXFIGHTだ。

EXFIGHTは東京都渋谷区・代官山に拠点を置くトレーニングジムで、格闘技クラスをはじめ、エクササイズ、ヨガ、パーソナルトレーニング、キッズクラスなど、幅広いプログラムを展開している。

中村選手は、そんなEXFIGHTに所属する看板ファイターの一人だ。

1998年12月2日生まれ、フェザー級を主戦場としている。

2024年、「ABEMA格闘代理戦争 THE MAX」で優勝。

テレビ・配信番組で注目を集めた若手ファイターが、

そこからRTUを勝ち上がり、UFCとの契約を手にするまでに成長した。

その歩みは、中村選手自身のキャリアだけでなく、日本のMMA選手が世界へ進むルートの一つとしても興味深い。

 

▪️待っていたUFCデビュー 拳のケガを乗り越えて再始動

ただ、RTUを制覇したからといって、そのままUFCデビューを迎えられたわけではなかった。

中村選手はRTU決勝後、拳の負傷によって実戦から離れる期間を過ごしていた。

今回、UFC Japan公式SNSを通じてデビュー戦の決定が発表されると、

中村選手は自身の拳のケガについて触れ、「ようやく完治」したことを報告。

さらに、残り約1か月の期間で準備を進め、勝利を目指す意向を示した。

RTU決勝でUFCへの切符をつかんでから、およそ9か月。

長い待機期間を経て、ようやく世界最高峰の舞台に立つことになる。

 

▪️初戦の相手はニュージーランドの強豪シュミット

UFCデビュー戦で対戦するシュミット選手は、2023年にMMAデビューしたニュージーランドのファイター。

UFC公式発表などによると、今回が中村選手との対戦となる。

中村選手にとっては、RTUのトーナメントとは異なり、UFCという新たな舞台での初戦。ここから先は、世界各地から集まった選手たちとの競争が続いていく。

まずは最短でランカー入りを目指す。