UFC=朝倉海選手が完全アウェイの上海で圧巻KO!冷静に好機を見極め左ハイ一閃→怒涛の追撃 2連勝で再び世界の頂点へ

2026.8.29

【©️UFC】

8月29日 上海で行われたUFCで元RIZINバンタム級王者の朝倉海選手が

アオリ・チロン(中国)を2R TKOで下し、UFCで2連勝を飾った。


中国人ファイターを相手に、会場は当然のようにチロンへの声援で埋め尽くされる完全アウェイの空間。それでも朝倉選手は、敵地の熱狂に飲み込まれることなく、

最後まで冷静に自分の距離とリズムを守り続けた。

そして2R、わずかな隙を逃さなかった。

強烈な左ハイキックがチロンを直撃。

大きくバランスを崩してよろけて倒れ込んだ相手に対し、

朝倉選手は一気に距離を詰め、怒涛の打撃を集中させる。

レフェリーが試合を止めると、朝倉の勝利が決定。

敵地・上海の観客からは大きなブーイングが飛ぶほどの完全アウェイだったが、その反応こそ、朝倉選手が相手陣営の期待を打ち砕いたことを物語っていた。

 

▪️1Rは冷静に探り合い 打撃戦で徐々に主導権

1Rは、互いに慎重な立ち上がりとなった。

朝倉選手は不用意に前へ出るのではなく、

距離を測りながらパンチを繰り出し、徐々に自分のリズムを作っていく。

対するチロンもローキックを起点に反撃。

朝倉選手に右アッパーを当てる場面もあり、一方的な展開にはさせない。

それでも朝倉選手は焦らない。

敵地の大歓声に包まれながらも、相手の動きを見極め、

自らのタイミングを崩さずに試合を進めた。

この冷静さが、2Rの決定的な場面につながっていく。

 

▪️2Rで左ハイキックが炸裂 そこから一気にフィニッシュへ

2R開始とともに朝倉選手は一つギアを上げた。

距離を詰め、打撃でプレッシャーをかけていく。

そして決定的な瞬間が訪れる。

左ハイキックがチロンを捉える。

強烈な一撃を受けたチロンは大きく吹き飛ばされ、そのまま倒れ込む。

朝倉選手はここで止まらなかった。

倒れた相手に対して一気に打撃を集中。

チロンが反撃する余裕を与えない猛攻を続け、レフェリーが試合をストップした。

完全アウェイの会場が一瞬にして静まり返るほどのフィニッシュ。

鮮烈な2R TKO勝利を手にした。

 

▪️「俺の打撃が1番だろう?」敵地で堂々と宣言

勝利後のインタビューで、

「俺の打撃が1番だろう?」

と喜びを爆発させた。

上海の観客からは大きなブーイングが起こったものの、朝倉選手は動じない。

むしろ、完全アウェイという厳しい環境の中で、

自らの打撃で勝利をつかみ取ったことを強烈に印象づけた。

さらに今後については「ビッグファイトがしたい」と語り、

再びUFCの上位戦線へ進む意思を明確に示した。

 

▪️UFCで2連勝 敗戦からの再起を力に変えた

2024年12月にUFCデビュー。

初戦ではフライ級王者アレッシャンドリ・パントージャに2R一本負けを喫し、

続く2025年8月にはティム・エリオットにも2R一本負け。

UFCで連敗を経験した。

しかし、そこで終わらなかった。

バンタム級へ転向し、

今年5月にはキャメロン・スモザーマンを1R TKOで下してUFC初勝利。

そして今回、チロンを2R TKOで撃破。

UFCで2連勝を飾り、再び上昇気流に乗った。

フライ級時代に味わった苦い経験を経て、

バンタム級で新たな強さを見せ始めている朝倉。

今回の勝利で特に光ったのは、単純な打撃の破壊力だけではない。

完全アウェイの環境でも感情に流されず、

相手の動きを見ながら試合を組み立て、

訪れたチャンスを一撃で勝利へつなげる判断力。

そして最後は、相手に反撃の時間を与えない圧倒的なフィニッシュ力だった。

 

▪️「ビッグファイト」へ―視線は再び世界タイトルへ

UFCデビューから一度は連敗を経験した朝倉選手が、ここに来て2連続TKO勝利。

しかも今回は、敵地・上海という大きなプレッシャーがかかる舞台だった。

その状況をものともせず、冷静に試合を進め、

最後は左ハイキックを起点に一気に勝負を決めた。

「ビッグファイトがしたい」。

そう語り視線は、すでに次のステージへ向いている。