レブロン依存からの脱却へ ドンチッチが全員を故郷スロベニアに招集、新生レイカーズ「最初の晩餐」が示した新時代

2026.8.21

 

ロサンゼルス・レイカーズが、大きな転換点を迎えている。

長年にわたってチームの象徴として君臨してきたレブロン・ジェームズが去り、新たな時代の中心として立つのは、スロベニア出身のスーパースター、ルカ・ドンチッチだ。

その新時代の幕開けを印象づける出来事が、ドンチッチの故郷スロベニアで行われた。

新シーズンへ向け、レイカーズの選手たちが現地に集結。ドンチッチの呼びかけによって実現したミニキャンプでは、コート上での準備だけでなく、

新たなチームとして結束を深めるための食事会の時間が設けられたという。


 

▪️ドンチッチが投稿した「First Supper」新たな物語の始まり

ドンチッチは自身のSNSに、チームメートたちとテーブルを囲んだ写真を投稿。

「First Supper(最初の晩餐)」という印象的な言葉を添えた。

そこにはオースティン・リーブス、ジャレッド・バンダービルト、ブロニー・ジェームズ、ダルトン・コネクトら既存のメンバーに加え、今オフに加入したコリン・セクストン、ウォーカー・ケスラー、マティス・サイブルらの姿もあった。

笑顔で並ぶ選手たちの姿は、単なる食事会という枠を超え、新生レイカーズのスタートを象徴する場面となった。

特に注目すべきは、この集まりをドンチッチ自身が中心となって企画したことだ。

これまでのレイカーズは、良くも悪くもレブロンという絶対的な存在を軸に動いてきた。チームの顔であり、勝利への道筋を示すリーダーでもあったレブロンの存在感は、リーグ全体を見渡しても別格だった。

しかし、時代は動いた。

レブロンがチームを離れ、レイカーズは明確な世代交代の局面に入っている。そして、その中心に立つことを求められているのがドンチッチだ。

 

▪️レブロンのチームからドンチッチのレイカーズへ

今回のスロベニアでの集合は、新生レイカーズが目指す方向性を分かりやすく映し出している。

スーパースターがチームメートを自らの故郷に招き、新加入選手を含めて全員が同じ時間を共有する。そこには、新しいチームの中心として責任を背負おうとするドンチッチの姿勢が見える。

レイカーズは今オフ、レブロンをはじめ、八村塁、マーカス・スマートら主力級の選手たちがチームを離れ、ロスターを大きく再編した。

それは一つの時代の終わりであると同時に、新たな挑戦の始まりでもある。

これからのレイカーズに必要なのは、「レブロンがいるから勝つ」というチームから脱却し、新たな核を中心とした組織へと生まれ変わることだ。

もちろん、ドンチッチにはすでにNBAを代表する選手としての実績がある。しかし、個人としてチームをけん引することと、歴史と伝統を持つレイカーズという巨大な組織を新たな方向へ導くことは、また別の意味を持つ。

だからこそ、正式なトレーニングキャンプを前に、ドンチッチがいち早くチームづくりに動き出した意味は小さくない。

 

▪️リーブスらと築く新たな中心軸

新生レイカーズの鍵を握るのは、ドンチッチだけではない。

リーブスをはじめとする既存戦力に、新たに加わったセクストン、ケスラー、サイブルらがどのように融合するのか。チーム再建ではなく、優勝を視野に入れた再構築を進めるレイカーズにとって、その化学反応は新シーズンの成否を左右することになる。

特に重要なのは、スター選手一人への過度な依存から脱却できるかという点だ。

ドンチッチが攻撃の中心となることは間違いない。それでも、リーブスらがそれぞれの役割を果たし、新加入選手がチームの強みを引き出すことができれば、レイカーズはより多角的で強固な集団へと変貌する可能性を秘めている。

今回のスロベニアでのミニキャンプは、そのための第一歩と言えるだろう。

コートの上で戦術を共有する前に、まずは仲間を知り、信頼関係を築く。

チャンピオンシップを目指すチームにとって、そうした積み重ねがシーズン終盤に大きな意味を持つことは少なくない。

 

▪️「最初の晩餐」から始まるレイカーズの新章

「First Supper」

ドンチッチが添えたその言葉は、偶然の表現ではないのかもしれない。

レブロン・ジェームズという歴史的スーパースターの時代を経て、

レイカーズはいま、新しい物語の最初のページをめくろうとしている。

その中心にいるのは、ルカ・ドンチッチだ。

スターとして得点やアシストを積み重ねるだけではない。

仲間を集め、チームの輪をつくり、新たなレイカーズの文化を築いていく。

今回のスロベニアでの出来事からは、そんな新たなリーダー像も浮かび上がる。