大黒摩季さん 高橋洋子さんら豪華7組が鴻巣に集結 市民の手で育てる「KONOSU MUSIC FESTIVAL」 音楽を起点に地域を盛り上げる“地方創生型フェス”へ

2026.8.21

 

大黒摩季さん、高橋洋子さん、THE BAWDIES、GLIM SPANKY、竹内アンナさん、暴動クラブ、VALHALLAの7組が出演する野外音楽フェス「KONOSU MUSIC FESTIVAL 2026」が、11月29日に埼玉県鴻巣市で開催される。

会場となるのは、吹上総合運動場とコスモスアリーナふきあげ一帯。2年目を迎える今回は開催時期を夏から晩秋へと移し、澄んだ秋空の下で音楽を楽しみながら、日没後には照明による演出も加わる一日限りの音楽イベントとなる。

しかし、このフェスの特徴は、豪華な出演者だけではない。

大きな興行会社が主導する大型フェスとは異なり、鴻巣市の市民有志、地元企業、商店、学生ボランティアらが力を合わせてつくり上げる「市民発」の音楽フェスであることが、大きな特徴となっている。


 

▪️「鴻巣には楽しめる場所がない」高校生の一言から始まった

「KONOSU MUSIC FESTIVAL」の原点は、地元高校生の「鴻巣には楽しめる場所がない」という言葉だった。

その声をきっかけに、市民有志らが立ち上がり、2025年に初開催。初年度には約4000人が来場した。

潤沢な資金を持つ大規模興行ではない。

地元企業や商店による協賛、仕事や学業の合間を縫って活動する実行委員、学生ボランティアなど、地域に暮らす人々の力によって運営されている。

だからこそ、このフェスには、一般的な大型音楽イベントとは異なる意味がある。

「外から人を呼ぶイベント」ではなく、「地域の人々自身が地域の魅力を発信するイベント」という考え方だ。

 

▪️音楽を「地方創生」の入り口に

地方創生という言葉は、人口減少対策や観光振興、企業誘致など、行政を中心とした取り組みとして語られることが多い。

一方で、「KONOSU MUSIC FESTIVAL」が示しているのは、音楽やエンターテインメントを地域活性化の入り口にする可能性だ。

遠方から訪れる来場者が増えれば、会場周辺の飲食店や宿泊施設、交通機関などにも人の流れが生まれる。

会場内のフードエリアに地元の味を並べることで、来場者が鴻巣の食や文化に触れる機会も生まれる。

さらに、イベントをきっかけに初めて鴻巣を訪れた人が、街そのものに興味を持てば、フェス終了後の観光や再訪にもつながる。

つまり、フェスそのものをゴールにするのではなく、音楽をきっかけに人と街をつなぐ。

そこに、このイベントが目指す地方創生の可能性がある。

 

▪️「大きくする」だけがフェスの成功ではない

近年、全国各地で音楽フェスが開催される一方、イベントの規模や動員数だけではなく、地域社会との共存や持続可能性も重要なテーマとなっている。

その点でも、地域住民が主体となって運営する「KONOSU MUSIC FESTIVAL」の取り組みは注目される。

地元企業や商店が協賛し、市民や学生が運営を支え、地元の飲食店が出店する。

さらに、終演後には清掃活動も行う。

これは、単純に「何万人を集めれば成功」という発想とは異なる。

地域に人を呼び、その人たちに地域の魅力を知ってもらい、開催後も街との接点を残す。

そして、地域住民にとっても「自分たちの街で開催されるイベント」として誇りを持てる。

こうした循環をつくることこそ、これからの地方発フェスに求められる一つの形と言える。

 

▪️プロと若手が同じステージへ

もう一つの大きな特徴が、若い才能を地域から発掘する仕組みだ。

公開オーディション「X-talent the SAI」では、グランプリ受賞者にメインステージのオープニングアクト出演権が与えられる。

今年は、Vol.0のグランプリを獲得した稀(まれ)さんと、Vol.1で16組の頂点に立った鴻巣市出身の高校2年生・うたさんが出演する。

すでにプロとして活躍するアーティストと、これから羽ばたこうとする若手が同じ舞台に立つ。

これは単なる「新人発掘企画」ではない。

地域で生まれた才能に、地域がステージを用意する。

その経験が次の挑戦につながれば、フェスそのものが地域の文化的な土壌を育てる場にもなる。

「鴻巣でもできる」という第1回から、「これから続いていく」第2回へ。

イベント側が掲げるこの言葉には、単発の盛り上がりで終わらせず、地域に根付く文化としてフェスを育てたいという思いが込められている。

 

▪️豪華7組が彩る、鴻巣の一日

今年のステージには、大黒摩季さん、高橋洋子さん、THE BAWDIES、GLIM SPANKY、竹内アンナさん、暴動クラブ、VALHALLAが登場する。

大黒摩季さんは「ら・ら・ら」など数々のヒット曲で知られ、高橋洋子さんは「新世紀エヴァンゲリオン」の主題歌「残酷な天使のテーゼ」で世代を超えて愛される存在。

THE BAWDIES、GLIM SPANKY、竹内アンナさん、暴動クラブ、VALHALLAと、それぞれ異なる音楽性を持つアーティストが集結することで、幅広い世代が楽しめるラインアップとなった。

特定の世代だけをターゲットにするのではなく、親子で楽しめる環境をつくることも、このフェスの魅力の一つだ。

小学生・中学生以下は保護者同伴で無料となっており、U-22割も設定されている。

若い世代が音楽に触れる機会を広げ、家族で地域のイベントを楽しむ。

こうした仕組みもまた、地域に文化を根付かせていくうえで重要な意味を持つ。

 

▪️「地域に歓迎されるフェス」を目指して

フェスは、多くの人を集める力を持つ一方、開催地域との調和が欠かせない。

だからこそ、これからの地方発フェスには、出演アーティストの豪華さだけでなく、地域住民、来場者、出演者、主催者のそれぞれがメリットを感じられる仕組みが求められる。

「KONOSU MUSIC FESTIVAL」が掲げる市民主体の運営、地元企業との連携、地域飲食店の参加、学生ボランティア、終演後の清掃活動、若手アーティストの発掘――。

こうした取り組みは、「地域に人を集めるフェス」から「地域と一緒に成長するフェス」へという、新しいイベントのあり方を示している。

フェスが終わった翌日にも、街に何かが残る。

新しい出会い、新しいファン、新しい才能、地域への愛着。

そうした目に見えない財産を積み重ねていくことが、長く続くイベントをつくる力になる。

 

▪️2年目のテーマは「続いていく」

初開催となった2025年は約4000人が訪れた。

そして2年目となる2026年は、開催時期を晩秋へ変更し、新たなステージへ進もうとしている。

豪華アーティストによる音楽を楽しむ一日であることはもちろん、地域の若者が夢を追い、地元企業がイベントを支え、市民が運営に参加し、訪れた人が鴻巣の魅力を知る。

そのすべてが一つにつながったとき、音楽フェスは単なる娯楽イベントを超え、地域の未来をつくる文化的なプラットフォームになり得る。

大黒摩季さん、高橋洋子さんら豪華アーティストが集う2026年のステージ。

その舞台の裏側では、市民たちが「自分たちの街を、自分たちの手で盛り上げる」という挑戦を続けている。

「KONOSU MUSIC FESTIVAL 2026」は11月29日、鴻巣市で開催される。

音楽を楽しむことが、そのまま地域を応援することにつながる。

そんな新しいフェスの姿を、この一日が示してくれる。

 


開催概要

公演名
KONOSU MUSIC FESTIVAL 2026(こうのすミュージックフェスティバル2026)

開催日
2026年11月29日(日)
※雨天決行・荒天中止

時間
開場10:00/開演11:00

会場
吹上総合運動場/コスモスアリーナふきあげ一帯

出演
大黒摩季/高橋洋子/THE BAWDIES/GLIM SPANKY/竹内アンナ/暴動クラブ/VALHALLA

オープニングアクト
稀(まれ)/うた

主催
KONOSU MUSIC FESTIVAL 実行委員会/一般社団法人 鴻巣北本青年会議所

共催・後援
共催:シンコースポーツ株式会社
後援:鴻巣市、鴻巣市教育委員会ほか


チケット

8月23日(日)12:00からローソンチケットで発売開始。

Sエリア:19,800円
早割:7,700円
一般:8,800円
鴻巣・北本市民割:6,600円
U-22割:4,400円
小学生・中学生以下:無料(保護者同伴必須)

※いずれも税込。オールスタンディング。ドリンク代なし。

再入場可(手首バンド制)。