【K-1】璃明武選手が3度目の対決で金子晃大選手との激闘を延長判定で制す4年の歳月をかけて初のタイトル挑戦で王座奪取

2026.9.12

 

【第5試合】

K-1 WORLD GPスーパー・バンタム級タイトルマッチ/3分3R・延長1R

金子晃大 vs 璃明武

K-1 WORLD GPスーパー・バンタム級王座を懸け、王者・金子晃大選手と璃明武選手が激突した。

両者の対戦は今回が3度目。過去には璃明武選手の体重超過によってノーコンテストとなった一戦もあり、その後の対戦では金子選手が勝利している。

今回は璃明武選手にとって、初めてのK-1タイトルマッチ。

梶原龍児氏のもとで磨いてきた戦術を、これまで対戦してきた金子選手にどうぶつけるのかも注目された。


 

▪️1R 璃明武が距離を支配 金子のパンチを封じる

1Rは璃明武選手が自分の距離を作った。

金子選手が前へ出ながらパンチを狙うものの、璃明武選手は距離を外し、攻撃を捌いていく。

金子選手はハイガードを固めながらプレッシャーをかけるが、得意のパンチを強く当てる距離をなかなか作れない。

一方で、金子選手は蹴りの数が少なく、パンチに攻撃が偏る場面も見られた。

これまでの金子選手には、ローキックなどの蹴りを使って相手の動きを削り、パンチにつなげる形もあっただけに、このラウンドでは璃明武選手の距離感がその攻撃を抑えていた。

 

▪️金子がパンチで前進 璃明武は冷静に対応

2Rに入ると、金子選手はさらにボクシングの距離へ持ち込もうと前へ出る。

パンチで仕留めたいという金子選手の意志が伝わる攻撃だったが、璃明武選手は大きく動じない。

金子選手はボディーへのパンチも織り交ぜながらプレッシャーをかける。

しかし、璃明武選手はインローを連続して放ち、4連発で金子選手の動きを止める場面も見せた。

パンチで突破を狙う金子選手に対し、璃明武選手は距離と蹴りを使って攻撃のリズムを崩していく。

両者の攻撃の組み立てがはっきりと分かれたラウンドとなった。

3Rになると、金子選手のカーフキックが効き始める。

さらに金子選手は強引なほど前へ出て、パンチを振るう。

「倒しに行く」という意志が明確に伝わる攻撃だった。

強烈な右フックも繰り出し、試合を終わらせようとする金子選手。

しかし、璃明武選手は相手の攻撃を見ながら対応し、決定的な被弾を避けていく。

金子選手が手数を出し続ける一方、璃明武選手も距離を保ちながら応戦。

最後まで決定打は生まれず、3R終了時の判定は、

30-29

30-30

30-30

ドロー。

勝負は延長ラウンドへ持ち込まれた。

 

▪️延長は金子の左ボディー璃明武の手数 最後まで紙一重

勝負を決める延長ラウンド。

金子選手はさらに手数を増やした。

特に目を引いたのがボディーへのパンチ。左ボディーを璃明武選手のレバーへ突き刺し、攻撃を上下に散らしていく。

金子選手の攻撃でラウンドが終わる場面も多く、最後まで前へ出る姿勢を崩さない。

一方の璃明武選手も、距離を保ちながらパンチを返す。

序盤から見せていた回転力が徐々に落ちる場面もあったが、金子選手の攻撃を受けながらも大きく崩れない。

両者のクリンチが増えるなど、最後まで激しい攻防が続いた。

そして判定へ。

10-9 金子

10-9 璃明武

10-9 璃明武

2者が璃明武選手を支持。

紙一重の判定を制したのは、挑戦者だった。

璃明武選手が金子選手との激闘を延長判定で制し、

K-1 WORLD GPスーパー・バンタム級のベルトを手にした。

試合を通して印象的だったのは、金子選手の強烈なパンチを真正面から受け続けるのではなく、距離をコントロールしながら攻撃をかわし、ポイントを積み重ねたことだった

金子選手の5度目の防衛を防いだのは大きな点だ。