佐々木麟太郎選手がマーリンズ入りを決断 熟考の末にMLB挑戦へ 日本球界ではなく“夢の舞台”を選択

2026.7.16

米スタンフォード大学の佐々木麟太郎選手(21)が、米大リーグ・マーリンズへの入団を決断したことが15日、関係者への取材で分かった。今週末にも記者会見を開き、自ら正式に進路を表明する見通しだ。

佐々木選手は、12日(日本時間13日)に行われたMLBドラフトでマーリンズから8巡目(全体235位)で指名を受けた。一方で、昨秋のプロ野球ドラフトでは福岡ソフトバンクホークスから1位指名を受けており、日本球界入りか、メジャー挑戦か、

その決断に大きな注目が集まっていた。


 

▪️ソフトバンクからの熱烈なオファーにも揺れた胸中

佐々木選手は7月上旬に福岡を訪れ、ソフトバンクの本拠地や練習施設を視察。球団からは背番号「1」が提示されるなど、最大級の期待を受けていた。

施設見学後には「大変恐縮ですし、感極まっています」「プレゼンテーションが本当に素晴らしく、自分の人生にとって深い一日になりました」と語るなど、日本球界入りへの思いも決して小さくはなかった。

それでも最終的には、自らの夢を実現する舞台としてメジャーリーグへの挑戦を選択した。

 

▪️マーリンズの高い評価が後押し

ドラフト当日、佐々木選手は岩手県花巻市で家族らとともに指名の瞬間を迎えた。

関係者によると、名前が呼ばれた直後は笑みを浮かべたものの、すぐに表情を引き締め、決意を固めたような様子だったという。

マーリンズは育成力に定評がある球団であり、今回の指名にも将来性への大きな期待が込められている。特に一塁手不足というチーム事情もあり、長打力を誇る佐々木選手には将来の主軸候補として大きな期待が寄せられている。

 

▪️険しい道を選んだ理由

日本球界で実績を積んでからメジャーへ挑戦する道も選択肢として存在した。しかし佐々木選手は、高校卒業時にも日本プロ野球入りではなく、米スタンフォード大学への進学を決断。今回もその延長線上にある「最短距離で世界最高峰を目指す」という信念を貫いた形となった。

今後はマイナーリーグから厳しい競争を勝ち抜き、メジャー昇格を目指すことになるが、その挑戦は決して平坦ではない。それでも、花巻東高校の先輩である大谷翔平選手(ドジャース)が切り開いた道を追いながら、自らの力で新たな歴史を築こうとしている。