冬季五輪 スノボ銀メダリスト木俣椋真選手がボートレーサーへの転身を決断「新たな頂点を目指す」
スノーボード男子ビッグエアで銀メダルを獲得した木俣椋真選手(23)が、新たな競技人生へ踏み出す決断をした。ミラノ・コルティナ五輪で日本中を沸かせたトップアスリートが、次に挑む舞台は「水上の格闘技」とも呼ばれるボートレースの世界だ。
木俣選手はすでに全日本スキー連盟(SAJ)へ強化指定選手の辞退を申し入れ、スノーボード競技からの引退を決意。今後はボートレーサーを目指し、早ければ2028年4月のデビューを目標に準備を進めていくという。五輪メダリストが競技転向を経てボートレーサーを志すケースは極めて異例の挑戦となる。
▪️冬季五輪銀メダル獲得・・・わずか5カ月 新たな人生への決断
木俣選手はミラノ・コルティナ冬季五輪のビッグエアで、圧巻の演技を披露。
横5回転半の大技を2本成功させ、
日本勢によるワンツーフィニッシュに貢献し、銀メダルを手にした。
次回五輪でのさらなる飛躍も期待されていたが、
木俣選手は長期的な競技キャリアを見据え、新たな道へ進むことを選択した。
背景には、トップアスリートとして将来を冷静に見つめ続けてきた経験がある。
スノーボード界では若手選手の台頭が著しく、木俣選手自身も次世代の成長を感じながら、自身の人生設計について考えていたという。
昨夏には「五輪シーズンを一区切りにして、新たな競技へ挑戦する」というプランを描いていた。
17歳から世界舞台で活躍 積み重ねた豊富な経験
木俣さんは幼少期からスノーボードに親しみ、2019年の世界ジュニア選手権ビッグエアで優勝。翌シーズンにはワールドカップデビューを果たし、着実に世界トップレベルへ駆け上がった。
2022年北京五輪では代表候補となりながら、わずかな差で出場を逃した苦い経験も味わった。その後は自費で海外遠征を続けるなど、競技への強い覚悟と行動力で自身の道を切り開いてきた。
その努力が実を結び、2025年世界選手権ではビッグエアを制覇。
さらにミラノ・コルティナ五輪では銀メダルを獲得し、世界にその名を刻んだ。
次なる舞台はボートレース 減量にも着手
木俣選手が選んだ次の挑戦は、福岡県柳川市にあるボートレーサー養成所への入所だ。
トップアスリートとしての実績を持つ選手を対象とした特別試験の受験を予定しており、すでに応募条件となる体重57キロ以下を目指して減量を開始。競技で培った身体能力や精神力を、新たな舞台で生かす準備を進めている。
合格すれば来年4月に養成所へ入り、1年間の訓練を経て
最短で2028年のプロデビューを目指すことになる。


