メキシコ代表が40年ぶりワールドカップ決勝トーナメント初戦で勝利 悲願達成 優勝級の歓喜…キニョネスを胴上げ、4戦連続無失点で16強入り
FIFAワールドカップ決勝トーナメント1回戦が6月30日(日本時間7月1日)に行われ、開催国メキシコ(FIFAランキング14位)はエクアドル(同23位)を2―0で下し、1986年自国大会以来、実に40年ぶりとなる決勝トーナメントでの白星を挙げた。前半に2ゴールを奪う完勝で4試合連続無失点を継続し、悲願のベスト16進出を決めた。
元日本代表監督のハビエル・アギーレ監督率いるメキシコは、グループAを史上6例目となる3戦全勝・無失点で突破。開催国として勢いそのままにノックアウトステージへ進むと、大観衆の声援を背にエクアドルを圧倒した。
悪天候の影響でキックオフが1時間遅れたものの、試合開始から主導権を握ったメキシコは前半22分、FWフリアン・キニョネスが裏へ抜け出して右足で先制ゴール。同31分にはFWラウル・ヒメネスが追加点を奪い、前半だけで2点のリードを築いた。
後半はエクアドルの反撃を受ける時間帯もあったが、今大会ここまでわずか1点も許していない堅守は最後まで崩れず、そのまま2―0で逃げ切り。
4試合連続クリーンシートという盤石の戦いで、
40年間届かなかった決勝トーナメントでの勝利をつかみ取った。
試合終了の瞬間、メキシコの選手たちはまるで優勝を果たしたかのような歓喜を爆発させた。得点者のキニョネスがチームメートから胴上げされるなど、
ピッチは祝福ムード一色に包まれた。
一見すると大げさにも映る歓喜だが、その背景にはワールドカップ決勝トーナメントで1勝を挙げることの計り知れない重みがある。メキシコは長年W杯の常連国でありながら、決勝トーナメントでは”ベスト16の壁”に苦しみ続けてきた。1986年大会以来40年ぶりとなるこの白星は、単なる16強進出以上に、世代を超えて受け継がれてきた悲願を成就させた歴史的な一勝だった。
だからこそ、選手たちは優勝に匹敵するほどの喜びを見せた。
サッカーが国民的スポーツとして根付くメキシコにとって、ワールドカップ決勝トーナメントで勝利することは国の歴史を塗り替える偉業であり、その歓喜はメキシコサッカー史に新たな1ページが刻まれた瞬間を象徴していた。

