オーストラリアが“強者トルコ”撃破で白星発進 20歳の新鋭 一撃が流れ変える…混戦グループ突破へ大きな勝利

2026.6.14

北中米ワールドカップで、アジア勢のオーストラリア代表が存在感を示した。

現地時間13日に行われたグループD初戦で、オーストラリアは欧州の実力国トルコ代表を2-0で撃破。試合内容では押し込まれる時間帯が続きながらも、数少ないチャンスを確実に仕留める勝負強さを発揮し、混戦必至とみられていたグループで大きな勝ち点3を獲得した。


 

今大会のグループDは、開催国アメリカ代表に加え、南米予選を勝ち抜いたパラグアイ代表、そして欧州予選を突破したトルコ代表が同居する激戦区。大会前から「最も予想が難しいグループの一つ」と評されていた。

オーストラリアはアジア最終予選途中から指揮を執るトニー・ポポビッチ監督の下でチーム力を高めてきた。日本でもプレー経験を持つFWテテ・イェンギ選手、DFジェイソン・ゲリア選手もベンチ入りし、総力戦で初戦に臨んだ。

一方のトルコは、2002年日韓大会で3位となって以来となるワールドカップの舞台。若き司令塔アルダ・ギュレル選手や主将ハカン・チャルハノール選手ら欧州トップレベルのタレントを擁し、試合前は優位との見方も少なくなかった。

実際、試合の主導権を握ったのはトルコだった。ボール支配率で上回り、何度もオーストラリア陣内へ攻め込む。しかし、サッカーは支配率だけでは勝てない。

前半27分、オーストラリアは自陣からわずか数本のパスで局面を打開。最終ライン裏へ送られたロングボールに20歳のFWネストリ・イランクンダ選手が反応すると、一気に抜け出してGKとの1対1を冷静に制した。

まさに一瞬で試合の流れを変える電撃カウンターだった。

後半もトルコが攻勢を続けたが、決定機を仕留めきれない。すると後半30分、オーストラリアは再び少ないチャンスを得点へと結びつける。

MFコナー・メトカフ選手が右サイドから中央へ持ち込み、左足で鋭くゴールへ流し込む追加点。押し込まれながらも試合を決定づける一発となった。

直前には日本でもプレーするイェンギ選手とゲリア選手も投入されており、チーム全体で勝利を引き寄せた格好だ。

2-0というスコア以上に、オーストラリアにとって価値の大きい白星となった。

優勝候補ではないものの、組織力と堅守速攻を武器に番狂わせを起こせる“ダークホース”として評価を高めている。

一方のトルコは内容で上回りながらも無得点。

グループ突破へ向けて、いきなり後がない状況へ追い込まれる厳しいスタートとなった。