全仏OP ズベレフが悲願の四大大会初制覇 4時間超の死闘制して赤土で歓喜の涙
テニスの全仏オープン男子シングルス決勝が
7日(日本時間8日)に行われ、
世界ランキング3位のアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)が、
同14位のフラビオ・コボッリ(イタリア)を
6―1、4―6、6―4、6―7(5―7)、6―1で下し、
四大大会(グランドスラム)初優勝を果たした。
4時間を超える激闘を制したズベレフは、
勝利の瞬間に赤土のクレーコートへ倒れ込み、
悲願達成の喜びをかみしめた。
過去3度のグランドスラム決勝では、いずれもあと一歩届かず準優勝。
幾度となく涙をのんできた29歳が、4度目の決勝の舞台でついに頂点へたどり着いた。
試合は第1セットからズベレフが主導権を握った。立ち上がりに硬さの見えたコボッリを相手に、鋭いリターンと安定したストロークで圧倒。3度のブレークを奪い、わずか31分で先取した。
しかし、第2セットからコボッリが反撃を開始する。ラリー戦で粘り強さを発揮し、第7ゲームでブレークに成功。ズベレフは流れを断ち切れず、セットカウントは1―1となった。
第3セットは互いに譲らぬ緊迫した展開となったが、ズベレフが終盤で勝負強さを発揮。第10ゲームでブレークを奪い、再びリードを手にした。続く第4セットも激しい打ち合いとなり、タイブレークの末にコボッリが制して試合はファイナルセットへ突入した。
迎えた最終セット、ズベレフは序盤から一気に勝負を決めにかかる。
第1ゲームで先制ブレークに成功すると、第3ゲームでは鮮やかなパッシングショットで再びサービスを破壊。その後も攻撃の手を緩めず、
第7ゲームも奪って4時間超の死闘に終止符を打った。
優勝が決まった瞬間、ズベレフは全身の力が抜けたように赤土へ大の字に倒れ込み、
感極まった表情を見せた。全仏オープンには11年連続11度目の出場。
長年あと一歩届かなかった悲願のタイトルを、ついにその手につかみ取った。
度重なる挫折を乗り越え、ようやくたどり着いたグランドスラムの頂点。
フランス・パリの赤土で見せた歓喜の涙は、
ズベレフのキャリアを象徴する瞬間となった。



