競泳日本選手権最終日 池江璃花子選手 悔しさあらわ「話にならない」50メートル自由形9位も50メートルバタフライでは意地の優勝

2026.6.7

【©️MIZUNO】

競泳日本選手権最終日が7日、東京アクアティクスセンターで行われ女子50メートル自由形に出場した池江璃花子選手(横浜ゴム)は全体9位となった。


 

レース後の池江選手は「話にならない」「みっともない、情けない、しょうもない泳ぎをした」と自身のレース内容を厳しく振り返り、悔しさをにじませた。

女子50メートル自由形B決勝(9~16位決定戦)では25秒63をマークして1着でフィニッシュ。しかし、自身が保持する日本記録24秒21には届かず、納得のいく結果とはならなかった。日本記録保持者として高い期待を集める中、本来の爆発力を発揮できず、レース後は険しい表情を浮かべた。

 

一方で、前日に行われた女子50メートルバタフライ決勝では25秒85で優勝。

100メートル自由形では決勝進出を逃し「結構気持ち的には折れていた」と明かしながらも、「この種目は絶対に負けられない気持ちもあった。緊張感の中でも勝つことができてホッとしている」と胸の内を語った。

50メートルバタフライは、2年後のロサンゼルス五輪を見据える上でも重要な種目の一つ。今季は8月のパンパシフィック選手権、9~10月の愛知・名古屋アジア大会が大きな目標となる。

池江選手は「5月中は本当にトレーニングができなかった。5月に入って1回もウエイトトレーニングをやっていないので、50メートルの爆発的なパワーをつけるにはすごく重要になってくると思う。そこをしっかり強化していきたい」と現状を説明。コンディション調整に苦しみながらも、課題と向き合う姿勢を示した。

さらに、「アジア大会の決勝をイメージして気持ちを入れられた」と語るなど、すでに次なる大舞台を見据えている。試行錯誤が続く中でも、日本競泳界をけん引してきたエースは前を向き、再び世界で戦うための準備を粛々と進めていく。