カシメロが悪童対決を完全制圧 計量失敗ネリを6度倒して衝撃TKO「井上尚弥に勝った気分」
“悪童対決”は想像を超える一方的な結末となった。
6日、愛知県国際展示場で開催された「3150FIGHT 10」で、元世界3階級制覇王者のジョンリエル・カシメロが、元世界2階級制覇王者のルイス・ネリを4ラウンド42秒TKOで撃破。試合前から大きな波紋を呼んでいた“計量失敗騒動”に終止符を打つかのように、カシメロが圧巻の内容でリングを支配した。
前日計量でネリは契約体重56.2キロを1.5キロオーバー。
再計量でもクリアできず、当日計量では60.5キロでリングに上がった。
一方のカシメロは56.0キロで一発クリア。
コンディション面でも差がささやかれる中、
“悪童”同士の一戦はゴング直後からカシメロ劇場となった。
初回、鋭い左フックを軸にネリをいきなり3度ダウンさせる猛攻を展開。荒々しさと爆発力を兼ね備えたカシメロの拳が、前へ出るネリを次々とのみ込んでいく。2ラウンドにも追加のダウンを奪うと、3ラウンドでも追撃。完全に主導権を掌握した。
そして4ラウンド42秒、この日何度も炸裂した左フックが再びネリを襲撃。崩れ落ちたネリを見たレフェリーが試合を止め、会場は大歓声に包まれた。記録上は計6度のダウン。まさに“粉砕”と呼ぶにふさわしい決着だった。
試合後のカシメロは興奮冷めやらぬ様子で、「ネリを倒して、井上尚弥を倒した気分」と饒舌にコメント。独特の言い回しで会場を沸かせながら、強烈な存在感を見せつけた。
一方のネリは、試合前から厳しい視線にさらされていた。2018年、山中慎介戦での体重超過問題を想起させる形となった今回の計量失敗。再計量後にスポーツドリンクやコーラを口にする姿もSNS上で物議を醸していた。
そんな中で迎えた大一番。最終的にリング上で意地を示したのは、計量を一発クリアし、万全の状態で調整してきたカシメロだった。
“問題児”同士の激突は、カシメロの圧勝という鮮烈な結末で幕を閉じた。

