『美女と野獣』『アラジン』の名曲で世界を魅了 グラミー歌手ピーボ・ブライソンさん死去 75歳 脳卒中を公表から3日後の悲報
ディズニー映画の名曲を支えた世界的R&Bシンガー
ピーボ・ブライソンさんが現地時間6月2日に75歳で死去した。
米メディアなどが報じた。脳卒中を公表してから
わずか3日後の突然の訃報となり、
世界中の音楽ファンに衝撃が広がっている。
ブライソンさんは、映画『美女と野獣』でセリーヌ・ディオンさんと歌唱した「Beauty and the Beast」、映画『アラジン』でレジーナ・ベルさんとデュエットした「A Whole New World(ホール・ニュー・ワールド)」で知られ、ディズニー音楽黄金期を象徴する存在として愛された。
1951年4月13日、米サウスカロライナ州グリーンビル生まれ。本名はロバート・ピーポ・ブライソン。高校卒業後から本格的に音楽活動を開始し、1960年代後半にはモーゼス・ディラードのツアーへ参加するなど、着実にキャリアを積み重ねた。
1976年にアルバム『Peabo』でデビュー。
翌年にはキャピトル・レコードと契約し、その後エレクトラ・レコードへ移籍した。
甘く伸びやかなテノールボイスと洗練された表現力で支持を集め、
R&B界を代表するシンガーとして存在感を確立した。
1980年代から90年代にかけては数々のヒット曲を発表。
2025年に逝去したロバータ・フラックさんとの
デュエット曲「Tonight, I Celebrate My Love」は、
時代を超えて愛されるバラードとして高い人気を誇った。
また、グラミー賞では1993年に『美女と野獣』主題歌「Beauty and the Beast」で最優秀ポップ・デュオ/グループ・ヴォーカル・パフォーマンス賞を受賞。翌1994年には『アラジン』主題歌「A Whole New World」でも同賞を受賞し、2年連続で栄冠に輝いた。
1990年代後半には、ブロードウェイミュージカル『ザ・ウィズ』全米ツアーにも参加。
円熟味を増した歌声で舞台でも高い評価を受けた。
2018年には、名プロデューサーのジミー・ジャム&テリー・ルイスによるレーベルから最新アルバム『Stand for Love』をリリースしている。
遺族には妻タニャ・ボナフェイス・ブライソンさん、子どものロバートさんとリンダさん、さらに3人の孫がいる。追悼式の詳細については後日発表される予定だ。
家族は声明で、「世界中のファンや友人、同僚から寄せられた愛と祈りに深く感謝しています。彼の音楽と遺したものは、これからも何世代にもわたって生き続けるでしょう」とコメントを出している。

