イニエスタが指導者として再出発へ UAE2部クラブ監督就任目前…次の挑戦は中東から
元スペイン代表MFのイエニスタ氏が、指導者として新たなキャリアをスタートさせる可能性が高まっている。複数の海外メディアによると、同氏はUAE2部リーグのガルフ・ユナイテッド監督就任でクラブ側と基本合意に達しており、正式契約締結が間近に迫っているという。
イニエスタ氏は、スペインの名門バルセロナ下部組織「ラ・マシア」出身。
卓越したボールコントロールとゲームメーク能力を武器に、同クラブ黄金期の中心選手として君臨した。ラ・リーガ9度制覇、UEFAチャンピオンズリーグ4度優勝をはじめ、FIFAクラブワールドカップ制覇など数々のタイトル獲得に貢献。世界屈指の司令塔として一時代を築いた。
スペイン代表でも歴史的成功を支えた存在だった。2010年南アフリカ・ワールドカップ決勝では決勝点を挙げ、同国初の世界一に導いたほか、EURO2008、EURO2012の連覇にも大きく貢献。シャビ氏やセルヒオ・ブスケツ氏らとともに、“ティキ・タカ”全盛期の象徴的存在として知られている。
2018年には活躍の場を日本へ移し、Jリーグのヴィッセル神戸に加入。日本サッカー界に大きなインパクトを与え、天皇杯優勝やクラブ初タイトル獲得にも貢献した。その後はUAE1部エミレーツ・クラブでプレーし、2024年10月に現役引退を表明していた。
引退後はイベント出演やクラブアンバサダー活動など限定的な形でサッカー界と関わっていたが、ここにきて本格的に指導者への道を歩み始めることになりそうだ。
就任が濃厚とされるガルフ・ユナイテッドは、ドバイを拠点とする新興クラブ。
2019年に設立されたアカデミー組織を母体とし、短期間で急成長を遂げた。
UAE3部参入からわずか2シーズンで1部昇格を果たした実績を持つ一方、
直近シーズンは降格を経験し、現在は2部リーグで再建を進めている。
チームには元オランダ代表MFレロイ・フェル氏、元スウェーデン代表FWロビン・クアイソン選手ら欧州経験豊富な選手も在籍。クラブ側は知名度だけでなく、ポゼッションサッカーへの理解と育成哲学を兼ね備えるイニエスタ氏に、長期的なクラブ強化の役割を期待しているとみられる。

