村上宗隆選手、衝撃の“2打席連発”でHR単独トップ浮上 シカゴ騒然の17号…大谷翔平選手の日本人新人記録にも急接近
【©️Chicago White Sox 】
ホワイトソックスの村上宗隆選手が、メジャーの舞台で再び歴史を動かした。
16日(日本時間17日)に行われたカブスとの“クロスタウン・クラシック”第2戦に「2番・一塁」で先発出場。7試合ぶりとなる一発を含む、メジャー初の1試合2本塁打をマークし、今季17号でア・リーグ本塁打王争いの単独トップへ躍り出た。
本拠地シカゴは騒然となった。
まず魅せたのは三回だった。
1死から相手右腕ジェイムソン・タイヨンのチェンジアップを完璧に捉えると、打球は中堅左方向へ高々と舞い上がった。カブスの中堅手ピート・クロウ=アームストロングがフェンス際で“ホームランキャッチ”を試みるも、わずかに届かず。打球はそのままスタンドへ吸い込まれ、村上選手にとって8日のマリナーズ戦以来となる16号ソロとなった。
だが、この日の主役劇は終わらない。
5-0で迎えた五回無死一塁。再びタイヨンの外角直球を捉えると、打球は右中間へ一直線に伸びた。村上選手は打った瞬間に本塁打を確信。ゆっくりと打球を見送りながら歩き出し、一塁を回ったところで右手を高々と掲げた。
豪快な17号2ランがスタンドへ突き刺さると、球場は大熱狂。ベンチではチームメートが“お辞儀ポーズ”で出迎え、主砲の一撃を祝福した。まさに球場全体を支配するような圧巻の一発だった。
この2発で、本塁打数はヤンキースのアーロン・ジャッジを抜いてア・リーグ単独トップ。メジャー1年目とは思えぬ異次元のペースで量産を続けている。
さらに、日本人メジャーリーガーの新人最多本塁打記録にも急接近した。2018年に大谷翔平がエンゼルス時代にマークした22本塁打まで、残りはあと5本。シーズン序盤にもかかわらず、歴史的ペースでアーチを積み重ねている。
村上選手は4月17日から22日にかけて、2025年の大谷選手以来となる日本人5試合連続本塁打も記録。持ち前の長打力に加え、勝負強さや対応力にも磨きがかかっており、すでにリーグを代表するスラッガーの風格すら漂わせている。
そして何より、村上選手の快進撃はチームにも確かな変化をもたらしている。
昨季まで3年連続100敗以上を喫したホワイトソックスは、この試合前の時点で22勝22敗の五分。ア・リーグ中地区2位につけ、首位ガーディアンズを1ゲーム差で追走している。MLB公式サイトによれば、開幕40試合以上を消化した段階でチーム勝率が5割を超えたのは2022年以来。低迷が続いた名門に、復活の空気が広がり始めている。
その中心にいるのが、間違いなく村上宗隆選手だ。
豪快なアーチを描くたびに、シカゴのファンは熱狂し、球界はざわつく。
日本が誇る若き主砲は、いまメジャーの主役へと駆け上がっている。


