大谷翔平選手が、菊池雄星から鮮やかな流し打ちで今季1号!!
大谷翔平選手が、菊池雄星撃ちで“今季1号” 花巻東の先輩後輩対決に球場大歓声
ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平投手が、2025年シーズン初のオープン戦で豪快な一発を放った。2月28日(日本時間3月1日)、アリゾナ州グレンデールで行われたエンゼルス戦に「1番・指名打者」で先発出場。花巻東高校の先輩でもあるエンゼルス・菊池雄星投手との対戦となった初打席で、いきなり左越えのソロ本塁打を放ち、球場を大いに沸かせた。
▪️恩師も見守る中、花巻東OB対決が実現
試合前から注目されていたのは、同じ高校の先輩後輩によるメジャーリーグの舞台での直接対決だ。岩手県の強豪・花巻東高校出身の二人は、高校時代から日本の野球ファンの間で知られる存在だった。菊池が2009年に花巻東のエースとして夏の甲子園準優勝を果たした翌年、大谷が同校に入学。直接のチームメートではなかったものの、学校を代表するスター選手として互いに意識し合いながら成長してきた。
今回の対戦は、そんな二人の歩みを象徴するものとなった。初回、フルカウントから菊池が投じた外角高め93.9マイル(約150.6キロ)の速球に対し、大谷は豪快にスイング。逆方向へ伸びた打球は、左翼スタンドへと消えた。スタンドは満員で、この一打に割れんばかりの大歓声が起こった。
▪️順調な調整を見せる大谷、菊池もエンゼルスで新たな挑戦
昨年11月に左肘の手術を受けた大谷だが、順調な調整を続けている。26日(日本時間27日)のライブBP(実戦形式の打撃練習)では、バックスクリーン右へ推定130メートルの特大弾を放つなど、好調ぶりをアピールしていた。今回のオープン戦での一発は、ファンにとっても安心材料となったことだろう。
一方、菊池は今季からエンゼルスに移籍。3年総額6300万ドル(約95億円)の大型契約を結び、チームの柱として期待されている。開幕戦では、3月27日(日本時間28日)のホワイトソックス戦で自身初の開幕投手を務めることが決まっており、新天地での飛躍が期待される。
▪️メジャーで続く“花巻東対決”
これまで、メジャーリーグでの大谷と菊池の対戦は24打席あり、
大谷の打率.304(23打数7安打)、3本塁打、5打点、7三振、1四球となっている。
メジャーリーグという最高峰の舞台で、
日本の高校野球界を代表する二人がしのぎを削る姿は、
今後も多くのファンの注目を集めることになる。
かつて同じグラウンドで汗を流した二人が、それぞれの道を歩みながらも、
メジャーの舞台で再び交わる——。
花巻東高校の関係者や地元・岩手のファンの誇らしい瞬間でもある。