トランプ政権ホワイトハウス記者会見室を新メディアに開放!!
トランプ政権、ホワイトハウス記者会見室を新メディアに開放!!
ポッドキャスターやインフルエンサー向けの新しい席も設置へ
【Karoline Claire Leavitt/Instagram】
2025年1月28日、ホワイトハウスの
報道官キャロライン・レヴィット氏は、
トランプ政権のホワイトハウスが、
従来型メディアに加え、
独立系ジャーナリスト、
ポッドキャスター、
ソーシャルメディア・インフルエンサー、
コンテンツクリエイターにも
記者会見室を開放することを発表した。
この新しい取り組みは、
特に現代のメディア環境における多様性を反映させ、
さまざまなプラットフォームからの情報提供者が
ホワイトハウスの活動にアクセスできるようにすることを目的としている。
また、新たに設けられる予定の最前列の席は、
これまで伝統的なメディアに与えられていた位置とは一線を画し、
デジタルメディアや
新しいメディアプラットフォームに対する重要性を象徴している。
▪️トランプ氏、選挙キャンペーン中のメディア戦略を踏襲
トランプ前大統領は、2024年の選挙キャンペーン中に
伝統的なメディアにとどまらず、
ポッドキャストやソーシャルメディアを活用した戦略を強化した。
ジョー・ローガンやネルク・ボーイズなどがホストを務める
ポッドキャストに出演し、
従来のテレビメディアにも積極的に登場するなど、
新しいメディアと強固な関係を築いている。
また、トランプ氏が開催したマー・ア・ラゴでの勝利パーティーでは、
米総合格闘技団体「UFC」のCEOダナ・ホワイト氏が、
ポッドキャスターたちに対して賛辞を送る一幕もあった。
このような背景を受けて、ホワイトハウスは
新たなメディア環境に適応し、
さまざまなメディアとの対話を深める方針を示している。
▪️メディア環境の変化とホワイトハウスの対応
レヴィット報道官は、
ホワイトハウス記者会見室における
新しいメディアとの対話を発表し、
次のように述べた。
「私たちの目標は、従来型のメディアだけでなく、
あらゆるメディア媒体やパーソナリティとコミュニケーションをとることです。」
彼女は、ギャラップが実施した最近の調査結果を引用し、
アメリカ人のマスメディアに対する
信頼度が低下している現状を強調し
「特に若年層を中心に、ポッドキャスト、
ブログ、ソーシャルメディアなど、
従来のメディアから離れて情報を得るアメリカ人が増えています。
私たちのチームにとって、
トランプ大統領のメッセージをあらゆるメディアで共有し、
ホワイトハウスを2025年に向けて
新しいメディア環境に適応させることが非常に重要です」とも語っている。
▪️記者証の復元に向けた検討
さらに、ホワイトハウスは前政権によって
不当に剥奪された440人の記者証を
復元することも視野に入れていると報じられている。
これは、報道の自由を支持し、
さらに多様なメディアの声が反映されることを目指す動きといえる。
▪️新しいメディアからの最初の質問
レヴィット報道官は、
これらの新しいメディアへの対応の一環として、
記者会見において最初の質問を新しいメディアからの代表者に
尋ねる予定であることも明らかにした。
「これまでこの部屋に席が与えられていなかったメディアが、
今後は最も閲覧されているニュースサイトの一部を代表して、
質問を行うことになります」とのこと。
この取り組みは、メディアの多様化と、
全てのメディアが平等に報道する機会を
提供することを示している。
今後の展開に注目
今回の発表は、トランプ政権がメディアとの関係を再構築し、
より広範囲なコミュニケーション戦略を取ることを意味している。
新しいメディアとのコラボレーションを通じて、
ホワイトハウスはこれからの政治活動や選挙戦において、
より多様で包括的なアプローチを進めていくことが期待されている。
【文:高須基一朗】