鈴木誠也選手がメジャー自己最多の22号到達 豪快2ランで打点もリーグ単独トップに浮上!

2025.6.29

【©️Chicago Cubs,】

 

カブスの主砲・鈴木誠也(30)が、メジャー4年目にしてキャリアハイの一発を叩き込んだ。6月28日(日本時間29日)に敵地ミニッツメイド・パークで行われたアストロズ戦に「3番・指名打者」で先発出場し、8回に飛び出した左中間への22号2ランが、これまでの自身最多記録を塗り替えるメモリアル弾となった。

 

▪️打った瞬間に確信 左中間スタンドへの豪快な一撃

9-2と大きくリードして迎えた8回、1死一塁の場面。アストロズの3番手・グストが投じた速球を完璧に捉えた打球は、打った瞬間に誰もが本塁打と確信するような完璧な軌道を描いた。打球速度は105.8マイル(約170.3キロ)、飛距離は405フィート(約123.4メートル)と圧巻のパワーを見せつけた。

鈴木は本塁を踏んだ後、ジャンプしながらベンチ前で同僚タッカーと肘タッチを交わし、喜びを分かち合った。

▪️数字が証明する絶好調ぶり 打点はMLB全体でもトップタイに

この日、4回の第3打席では今季3本目となる三塁打もマークし、攻撃の起点としても躍動。6月下旬に入ってから明らかに状態を上げており、22日(同23日)のマリナーズ戦では1試合2発・3打点を記録、24日(同25日)のカージナルス戦でも3ランを放っていた。

試合前の時点で打点は67と、ナ・リーグのスアレス(ダイヤモンドバックス)と並んでいたが、この日の2打点で69に到達し、リーグ単独トップに浮上。MLB全体でもマリナーズのローリーと並び、堂々の1位タイとなった。

一方、本塁打数ではドジャースの大谷翔平(29)に次ぐリーグ4位タイにランクイン。大谷との差は7本と依然あるものの、打撃面では今季自己最高の成績を更新し続けている。

 

▪️年々進化続ける4年目 次なる目標は30発&100打点か

2022年に広島からポスティングを経て、5年契約でカブスに加入した鈴木。

1年目は14本塁打、2年目は20本、そして昨季は21本と、毎年着実に本塁打数を伸ばしてきた。今季はすでに6月の時点で22号と、自己最多記録を更新。ペース的には、30本・100打点の大台も現実的な目標となってきた。