ニコラス・ケイジさん マリブの自宅が大規模陥没で被災 ホテル生活「少しホームレス状態」4歳の娘とのハロウィーンにも影響
米俳優のニコラス・ケイジさんが、カリフォルニア州マリブに所有する海沿いの自宅が大規模な地盤崩落によって深刻な被害を受け、現在はホテルを転々とする生活を送っていることを明かした。
現地時間10月31日に開催された「LAコミコン」に登場したケイジさんは、ハロウィーンの予定について質問されると、自宅の被災によって生活環境が一変したことを告白。
「今は少しホームレス状態なんだ」と冗談を交えながら語り、
4歳の娘との恒例行事にも影響が出ていることを明かした。
▪️約16億円の海沿いの邸宅を襲った巨大な陥没穴
被害が発生したのは、ケイジさんが所有するカリフォルニア州マリブの海岸沿いにある邸宅。米『Los Angeles Times』などの報道によると、2026年9月8日、住宅前の私道付近で大規模な陥没が発生し、地面が崩落した。
陥没穴は深さ約25フィート(約7.6メートル)に達し、住宅前の私道や舗装部分などが崩落。海岸側に向かって地盤の崩壊が広がる危険な状況となった。
この地域では、9月上旬にかけて強い波や高潮、雨による海岸浸食が進んでいた。背景には、かつてハリケーンだった熱帯性暴風雨「マリー」の影響があり、南カリフォルニア沿岸では大きな波が発生。こうした気象条件と海岸浸食が重なり、地盤の崩落につながったと報じられている。
なお、マリーがカリフォルニアに直接上陸したわけではない。遠方にあった低気圧の影響による波浪や沿岸の浸水が、今回の被害に関係している。
ケイジさんの邸宅は2024年に約1050万ドルで取得したとされる物件。日本円にして約16億円規模の海沿いの住宅だが、今回の崩落によって敷地の一部が大きな被害を受けた。
▪️周辺住宅にも避難措置 マリブ市が非常事態を宣言
今回の被害は、ケイジさんの住宅だけにとどまらなかった。
『Los Angeles Times』によると、陥没が発生したシー・レベル・ドライブ周辺では、地盤の崩落によって道路の通行や緊急車両のアクセスにも支障が生じた。
マリブ市は9月8日に地域の非常事態を宣言。周辺の住宅にも避難や立ち入り制限などの措置が取られた。
報道では、危険性が高いと判断された7軒の住宅にレッドタグ(危険を示す立ち入り制限措置)が付けられ、さらに24軒についても安全な車両アクセスが確保できないことから、同様の措置が検討されたと伝えられている。
また、崩落現場ではガス漏れも発生。午前6時前に当局とガス会社が対応し、漏えいを制御した。その後、海岸浸食への警戒から、約26メートルにわたる道路区間で天然ガスの供給が一時停止された。
つまり、今回の被害は高額な住宅の一部が壊れたという話だけではない。沿岸地域の地盤そのものが不安定になり、周辺住民の安全や生活にも影響した災害だった。
▪️自宅の修復に向けて動くケイジさん 砂袋による防護措置も
ケイジさんは自宅の修復と保全に向けた対応も進めている。
『Los Angeles Times』が10月19日に報じたところによると、ケイジさんは崩落した住宅周辺を保護するため、複数の修復関連許可を取得。砂袋を設置して波による被害を抑えるほか、地盤の補強や土壌調査などを進めるための手続きを行っている。
海に面した住宅の場合、建物そのものを修復するだけでは十分ではない。海岸からの波の影響や地盤の安定性を確認し、さらなる浸食や崩落を防ぐことも重要になる。
ただし、住宅がいつ再び通常どおり居住できる状態になるのか、修復がどこまで進んでいるのかについては、現時点で明確な見通しは示されていない。
▪️4歳の愛娘とのハロウィーンにも影響 予定していたのは『シャイニング』
今回の出来事で、ケイジさんが特に残念そうに語ったのが、家族とのハロウィーンの予定だった。
10月31日のLAコミコンで、現在の生活について聞かれたケイジさんは、
「今は少しホームレス状態なんだ。マリブの家に問題が起きて、ホテルを転々としている。だから今夜は、いつも楽しみにしているようなトリック・オア・トリートを迎えられないんだ」
と説明した。
ただし、娘とのハロウィーンそのものを諦めたわけではない。米『People』などによると、ケイジさんは4歳の娘オーガストちゃんを連れて、サンタモニカでお菓子をもらいに出かける予定だったという。
さらに、娘を寝かしつけた後には、スタンリー・キューブリック監督のホラー映画『シャイニング』(1980年)を鑑賞するつもりだったことも明かしている。
映画界で数々の個性的な役柄を演じてきたケイジさんらしい選択ともいえるが、今回の発言からは、家族と過ごす時間を大切にしている一面もうかがえる。
なお、ケイジさんが語った「ホームレス状態」という言葉は、自宅での生活が難しく、ホテル暮らしを余儀なくされている現状を表現したもの。実際に住居を失って路上生活をしているという意味ではない。
▪️次回作は伝説のNFLコーチを演じる『マッデン』
一方、俳優としての活動では、次回作として伝記映画『マッデン』の配信が控えている。
本作でケイジさんが演じるのは、米国のプロアメリカンフットボール界で伝説的な存在となったジョン・マッデン氏。NFLの名門オークランド・レイダース(現ラスベガス・レイダース)のヘッドコーチとして活躍し、引退後はテレビ解説者としても高い人気を獲得した人物だ。
マッデン氏は1969年から1978年までレイダースのヘッドコーチを務め、1976年シーズンにはスーパーボウル制覇を達成。その後、解説者として約30年間にわたって米国のフットボール中継を支えた。
さらに、1988年にはエレクトロニック・アーツ(EA)と提携し、自身の名前を冠したゲームシリーズ『Madden NFL』にも関わった。スポーツの指導者、テレビ解説者、そしてゲーム文化にまで影響を与えた人物として知られている。
映画では、マッデン氏のコーチ時代だけでなく、レイダースのオーナーだったアル・デービス氏との関係や、ゲーム業界での成功なども描かれる。
監督・脚本を担当するのは、『世界にひとつのプレイブック』(2012年)、『アメリカン・ハッスル』(2013年)などで知られるデヴィッド・O・ラッセル。共演にはクリスチャン・ベイルさん、キャスリン・ハーンさん、シエナ・ミラーさん、ジョン・ムレイニーさん、シェーン・ギリスさんらが名を連ねている。
米Amazonの公式発表によると、
『マッデン』は2026年11月18日からPrime Videoで世界配信される。


