ボクシング = デビッド・ピカソ 無敗マーティンに惜敗 7回にダウン奪うも2-1判定負け、井上尚弥戦以来のプロ2敗目

2026.11.2

プロボクシングの「Mexico vs. The World」が10月31日、サウジアラビア・リヤドのザ・ベニューで開催され、フェザー級10回戦でメキシコのデビッド・ピカソが、

フィリピンのカール・ジャムス・マーティンに2-1の判定で敗れた。

WBCシルバー・フェザー級王座を懸けた一戦は、マーティンが2人のジャッジから支持を得て勝利。ピカソは7回にダウンを奪う場面をつくったものの、

最後までポイントを挽回できず、初防衛に失敗した。

 


▪️7回にダウンを奪ったピカソ、マーティンが後半に巻き返す


試合序盤、ピカソは積極的に前へ出て攻撃を仕掛けた。3回にはボディーへの攻撃などでマーティンを追い込む場面も見せたが、マーティンもフットワークと手数を生かして応戦。試合が進むにつれて攻撃のリズムをつかんでいった。

大きな見せ場となったのは7回。ピカソの鋭い左ジャブを受けたマーティンは、左グローブをキャンバスにつき、ダウンを宣告された。

しかし、マーティンはすぐに立ち上がり、その後も試合を続行。後半は攻撃の手数を増やし、頭部とボディーへのパンチを織り交ぜながら反撃した。

10回を戦い抜いた両者の勝敗はジャッジに委ねられ、採点は95-94、95-94、96-93。1人がピカソを支持した一方、2人がマーティンを支持し、マーティンが2-1の判定勝ちを収めた。

 


▪️マーティンは29戦全勝 WBCシルバー王座を獲得


勝利したマーティンは、プロ29戦29勝(21KO)と無敗記録を更新。今回の勝利でWBCシルバー・フェザー級王座を獲得した。

フィリピンのマーティンにとって、元世界王座挑戦者でもあるピカソから挙げた勝利は、キャリアにおける大きな実績となった。

一方、敗れたピカソは33勝2敗1分け。プロ2敗目となった。これまでの唯一の敗戦は、2025年12月27日にサウジアラビア・リヤドで行われた井上尚弥選手との4団体統一世界スーパーバンタム級タイトルマッチ。12回判定で敗れて以来の黒星となった。

 


▪️ピカソは再戦を希望 マーティンも応じる姿勢


試合後、マーティンは米国でのトレーニングや実力者とのスパーリングを重ねてきたことを明かし、「とにかく辛抱することが大事だった。ピカソは素晴らしいファイターだと分かっていた」と振り返った。

また、ピカソがリング上で再戦を希望したことについて、マーティンは

「やろうぜ、ブラザー。俺は相手が誰であろうと怖くない」と応じたという。

井上尚弥戦以来の2敗目となる敗北を喫したピカソにとって、

今回の一戦は再び世界のトップ戦線を目指すうえで、足踏みとなった。