【NBA】カイリー・アービングが586日ぶりの実戦復帰で17得点 マーベリックスがロケッツに快勝、新人クーパー・フラッグとの連係にも手応え

2026.10.12

【©️dallas mavericks 】

左膝前十字靱帯(ACL)の重傷から復帰したカイリー・アービングが、現地10月11日に中国・マカオで開催されたヒューストン・ロケッツとのプレシーズンマッチで17得点を記録した。約1年7カ月ぶりの実戦ながら、22分間の出場で3アシストをマーク。ダラス・マーベリックスは132-115で勝利し、アービングの復帰とともに、新戦力との連係にも期待を抱かせる一戦となった。


 

▪️復帰初プレーから鮮やかなドライブ 会場を沸かせたリバースレイアップ

試合の大きな注目を集めたのは、長期離脱を経てコートに戻ってきたアービングのプレーだった。

先発出場したアービングは、試合開始直後のオープニングポゼッションでボールを受けると、ドライブでジャバリ・スミス・ジュニアをかわし、鮮やかなリバースレイアップを成功させた。

約586日ぶりとなる実戦で、いきなり持ち味のボールハンドリングと得点力を披露。会場を埋めたファンから大歓声が送られ、復帰を待ち望んでいたファンに強い印象を残した。

アービングは22分間の出場で17得点、3アシストを記録。長いブランクを感じさせない積極的な仕掛けで、チームの勝利に貢献した。

 

▪️「最初の得点を決められて本当にホッとした」復帰戦への思い

試合後、アービングは復帰戦の最初のプレーを振り返り、コーチへの感謝と率直な心境を明かした。

「試合に至るまで、本当にたくさんの感情が込み上げていました。最初のプレーを自分にコールしてくれたダスティ(・メイヘッドコーチ)に感謝します。とにかくアタックすることだけを心に決めていました」

さらに、最初の得点を決めた場面については、次のように語っている。

「ベースラインが少し空いたのが見えたので、まずはあの初得点を決められて本当にホッとしました。どんな復帰戦になるか、ずっと想像し、夢に描いていたんです。とにかく無事に最初のプレーを終えられて良かったです」

長期リハビリを乗り越え、再びNBAのコートに立つ。その瞬間に向けて積み重ねてきた努力が、試合開始直後のプレーに表れた。

 

▪️クーパー・フラッグとの初共演 新生マブスの攻撃に広がる可能性

この試合では、クーパー・フラッグとアービングの初共演も見どころとなった。

フラッグはロングパスでアービングの得点を演出。第3クォーターには、フラッグのチェイスダウンブロックを起点に速攻へと転じ、アービングがトランジションから3ポイントシュートを沈める場面もあった。

攻守の切り替えから得点につなげる一連のプレーは、両者の連係がチームの攻撃に新たな選択肢をもたらす可能性を感じさせた。

アービング自身も、復帰戦でのパフォーマンスに手応えを示している。

「高いレベルでパフォーマンスを発揮できて、素晴らしい気分でした。謙虚な気持ちを持ちつつも、アグレッシブに攻めて、本来の自分らしさを取り戻そうと努めました」

 

▪️ヘッドコーチも評価 長期離脱を感じさせないプレー

ダラスを率いるダスティ・メイヘッドコーチは、長期間の離脱を経たアービングのプレーについて、ゲーム勘の面も含めて予想以上の出来だったと評価。復帰に向けた地道な努力が実を結んだとの見方を示した。

チームメートのマックス・クリスティも、間近でアービングのプレーを見られたことへの喜びを語り、そのパフォーマンスを称賛した。

対戦相手のヒューストンを率いるイメ・ウドカヘッドコーチも、アービングが本来の姿を取り戻しつつあると評価。レギュラーシーズンで実戦経験を重ねれば、さらに状態が上向くとの見通しを示した。

敵将からも評価を受けた今回の復帰戦は、アービングが再びトップレベルのプレーを発揮できる可能性を示す内容となった。

 

▪️左膝ACL断裂からの復帰 レギュラーシーズンへ期待

アービングは2025年3月に左膝の前十字靱帯(ACL)を断裂。その後のリハビリ期間には、ふくらはぎの肉離れにも見舞われ、復帰まで長い時間を要した。

それだけに、586日ぶりの実戦で17得点を挙げたことは、

本人にとってもチームにとっても大きな意味を持つ。

もちろん、プレシーズンマッチでの好調なスタートが、そのままレギュラーシーズンでの活躍を保証するわけではない。今後は試合を重ねながら、コンディションや実戦感覚をどこまで高められるかが焦点となる。

それでも、アービングが得意のドライブやアウトサイドシュートで存在感を示し、フラッグとの連係でも可能性を見せたことは、マーベリックスにとって明るい材料だ。