井上拓真選手とのリベンジ再戦へ那須川天心選手 「本能で戦う」 帝拳勢3人の世界戦 その最後を託される
10カ月前の敗戦を経て、那須川天心選手が再び世界のベルトに挑む。
9月27日に東京・トヨタアリーナ東京で開催される「Prime Video Boxing 16」の公式会見が25日、都内で行われ、メインイベントとなるWBC世界バンタム級タイトルマッチに出場する王者・井上拓真選手と同級1位・那須川天心選手が登壇した。
今回の一戦は、昨年11月に行われた両者の再戦。前回は井上拓真選手が判定3―0で勝利し、WBC世界バンタム級王座を手にした。
那須川選手にとっては、プロボクシングだけでなく、キックボクシング時代を含めても公式戦初黒星となった一戦だった。
▪️那須川選手「本能で戦います」
再び井上拓真選手と向き合うことになった那須川選手は、会見で多くを語らなかった。
「コンディションも全て整えてやってきました。ホントやるだけだなって感じです。頑張ります。やるだけです。何も考えることないです。本能で戦います」
とコメント。
前回の敗戦から10カ月。再起戦となった今年4月には、元世界2階級制覇王者のフアン・フランシスコ・エストラダ選手を9回TKOで破り、再び世界挑戦の舞台までたどり着いた。
今回は、過去に一度敗れた相手との再戦というだけではない。
前回の経験を踏まえたうえで、世界王座を懸けて再び12ラウンドを戦う。
▪️帝拳ジムから3選手が世界戦へ
「Prime Video Boxing 16」では、那須川選手だけではなく、帝拳ジムから3選手が世界タイトルを懸けてリングに上がる。
スーパーフライ級では坪井智也選手、ミニマム級では松本流星選手、そしてメインイベントに那須川選手。
同じジムから複数の世界挑戦が組まれるなか、那須川選手は自身の試合を「締め」と位置づけた。
「今回一人じゃないっていうのは自分の中でもキーワードというか、みなさんに声をかけてもらいましたし、みんな僕につなげてくれると言っていただいた。そのバトンを受け取ってしっかりと僕が締めたい」
チームとして世界戦に臨み、その最後を担う。
一人で戦うのではなく、同じ帝拳ジムの選手たちがつないだ流れを受け取ってリングへ向かうという構図だ。
▪️井上拓真選手も世界王者として再び迎え撃つ
迎え撃つ井上拓真選手は、昨年11月の対戦で那須川選手を判定で下し、3度目の世界王座獲得を果たした。
さらに今年5月には、東京ドームで元世界4階級制覇王者の井岡一翔選手と対戦。
判定勝ちを収め、世界王座の初防衛にも成功している。
前回対戦から約10カ月。
井上拓真の成長の振り幅と戦術に那須川天心と帝拳ジム陣営がどこまで
対応してくるのかが大きなポイントとなるだろう。

