中村京一郎選手がついにUFC初陣へ RTU制覇から約9か月 拳の負傷を乗り越えラスベガス決戦
【©️UFC JAPAN】
世界の猛者のみで戦いぬき狭き門のRoad to UFC(RTU)シーズン4のフェザー級トーナメントを制した中村京一郎選手が、待望のUFCデビュー戦に臨むことが決まった。
試合は日本時間11月8日、米ネバダ州ラスベガスで開催されるUFC Fight Night。
フェザー級5分3ラウンドの一戦で、
ニュージーランドのオリー・シュミット選手と対戦する。
RTU決勝から続いていた拳の負傷を乗り越え、いよいよUFCのオクタゴンへ。中村選手にとって、これがUFCファイターとしての第一歩となる。
▪️RTU決勝で見せた逆転劇 最後まで崩れなかった勝負勘
中村選手がUFCとの契約を手にしたのは、
2026年1月31日に行われたRTUシーズン4のフェザー級決勝だった。
相手はセバスチャン・サレイ選手。
試合は序盤から簡単な展開にはならなかった。
中村選手は1ラウンドを戦い、2ラウンドにはダウンを奪われる場面もあった。
それでも勝負を決めたのは最終ラウンドだった。
3ラウンド終盤、中村選手がヒザ蹴りでダウンを奪うと、そこからパウンドを重ねてTKO。劣勢の時間を耐えながら最後に試合をひっくり返し、RTUフェザー級トーナメント優勝とUFC契約を同時につかんだ。
中村選手はプロ戦績8勝1敗。
2022年のプロデビュー戦で敗れた後は無敗を続けており、
RTUフェザー級では日本人初の優勝者となっている。
▪️「格闘代理戦争」から世界へ 飛躍の土台となったEXFIGHT
中村選手のキャリアを語るうえで欠かせないのが、所属するEXFIGHTだ。
EXFIGHTは東京都渋谷区・代官山に拠点を置くトレーニングジムで、格闘技クラスをはじめ、エクササイズ、ヨガ、パーソナルトレーニング、キッズクラスなど、幅広いプログラムを展開している。
中村選手は、そんなEXFIGHTに所属する看板ファイターの一人だ。
1998年12月2日生まれ、フェザー級を主戦場としている。
2024年、「ABEMA格闘代理戦争 THE MAX」で優勝。
テレビ・配信番組で注目を集めた若手ファイターが、
そこからRTUを勝ち上がり、UFCとの契約を手にするまでに成長した。
その歩みは、中村選手自身のキャリアだけでなく、日本のMMA選手が世界へ進むルートの一つとしても興味深い。
▪️待っていたUFCデビュー 拳のケガを乗り越えて再始動
ただ、RTUを制覇したからといって、そのままUFCデビューを迎えられたわけではなかった。
中村選手はRTU決勝後、拳の負傷によって実戦から離れる期間を過ごしていた。
今回、UFC Japan公式SNSを通じてデビュー戦の決定が発表されると、
中村選手は自身の拳のケガについて触れ、「ようやく完治」したことを報告。
さらに、残り約1か月の期間で準備を進め、勝利を目指す意向を示した。
RTU決勝でUFCへの切符をつかんでから、およそ9か月。
長い待機期間を経て、ようやく世界最高峰の舞台に立つことになる。
▪️初戦の相手はニュージーランドの強豪シュミット
UFCデビュー戦で対戦するシュミット選手は、2023年にMMAデビューしたニュージーランドのファイター。
UFC公式発表などによると、今回が中村選手との対戦となる。
中村選手にとっては、RTUのトーナメントとは異なり、UFCという新たな舞台での初戦。ここから先は、世界各地から集まった選手たちとの競争が続いていく。
まずは最短でランカー入りを目指す。


