【K-1】36歳 永澤サムエル聖光選手が大逆転KO!里見柚己選手をダウンを奪い返して撃破 悲願の王座奪取「36歳でも夢見てやってればできるんだよー」
◆K-1 WORLD MAX 2026(9月12日、東京・国立代々木競技場 第二体育館)
【第6試合】
K-1 WORLD GPライト級タイトルマッチ/3分3R・延長1R
里見柚己 vs 永澤サムエル聖光
36歳のベテランが、壮絶な逆転劇でベルトを奪った。
「K-1 WORLD MAX 2026」第1部のメインとなったK-1 WORLD GPライト級タイトルマッチで、挑戦者の永澤サムエル聖光選手が王者・里見柚己選手を2R1分41秒、KOで破り、新王者に輝いた。
1Rには里見選手からダウンを奪われた永澤選手だったが、そこから崩れない。
前へ出続け距離を潰して2Rに自らダウンを奪い返すと、そのまま一気に試合を決めた。
2年前には里見選手にKO負けを喫した永澤選手が、
36歳で雪辱を果たすとともに、K-1 WORLD GP王座を手にする劇的な結末となった。
▪️序盤1RHA里見が先にダウンを奪う
序盤から両者が距離を探りながら、徐々に打ち合いの距離へ。
サウスポーの里見選手に対し、オーソドックスの永澤選手が前進。互いにパンチを狙うなか、里見選手が左のカウンターを鋭く打ち抜く。
これが永澤選手を捉え、ダウン。
いきなり王者が試合の主導権を握る展開となった。
しかし、ここで永澤選手は崩れなかった。
ダウンから立ち上がると、再び前へ。里見選手のパンチを受けても後退せず、距離を詰めながら攻撃を返していく。
終盤には永澤選手も攻撃の数を増やし、試合の流れを完全には渡さない。
1Rは里見選手がダウンを奪ったものの、永澤選手が粘り強く食らいつく展開となった。
▪️2Rに永澤がダウンを奪い返すと最大のチャンスを最大の火力で攻め続ける
2Rに入ると、試合はさらに激しさを増した。
両者が近距離でパンチを交換。
永澤選手は下がらず、前へ出ながらパンチを振り続ける。
そして、試合が大きく動く。
永澤選手の左が里見選手を捉えると、今度は王者がダウン。
1Rにダウンを奪われた挑戦者が、2Rにダウンを奪い返した。
試合の流れは一気に変わった。
永澤選手はそのまま攻撃の手を緩めない。
コーナーへ里見選手を追い込むと、パンチを連打。王者が守勢に回るなか、永澤選手が畳みかける。
そしてレフェリーが試合をストップ。
2R1分41秒。
永澤サムエル聖光選手が逆転KOで里見選手を破り、K-1 WORLD GPライト級王座を獲得した。
▪️2年前のKO負けから学んだ 36歳で王座奪取
この一戦は、永澤選手にとって単なるタイトルマッチではなかった。
両者は2024年8月のKrush.164で一度対戦しており、そのときは里見選手が1RKO勝利。永澤選手にとっては、2年越しの雪辱戦でもあった。
その後、永澤選手はパンチを中心としたスタイルへと進化。
K-1参戦後はボクシング技術を徹底的に磨き、今回のタイトル戦を前に「全部変えちゃってます」と語るなど、再戦に向けた変化を明かしていた。
今回のタイトル挑戦までには、2025年9月の上野空大選手、2026年2月の西京佑馬選手、5月の大岩龍矢選手と3連勝を積み重ねてきた。
36歳で迎えた王座挑戦は、まさに積み重ねの先にたどり着いた一戦だった。
そして迎えた再戦。
1Rにダウンを奪われながらも、永澤選手は前進を止めなかった。
最後は自らのパンチで王者を沈め、過去の敗戦を完全に覆した。
▪️「36歳でも夢見てやってればできるんだよー」
試合後、永澤選手はマイクを握った。
そして会場に向かって、
「36歳でも夢見てやってればできるんだよー」
と力強く叫んだ。
36歳。
格闘技の世界では決して若い年齢ではない。
それでも永澤選手はリングに立ち続け、敗戦を経験し、スタイルを変え、勝利を積み重ねてタイトル挑戦までたどり着いた。
そしてこの日、1Rにダウンを奪われる苦しい展開から、わずか1ラウンド後に逆転KO。
年齢ではなく、積み重ねてきた時間そのものを力に変えた勝利だった。
▪️第1部のタイトル戦は「挑戦者の3連勝」
第1部では、石田龍大選手vs大久保琉唯選手、金子晃大選手vs璃明武選手、そして里見柚己選手vs永澤サムエル聖光選手と、3つのタイトルマッチが組まれていた。K-1公式も第1部の3試合をタイトルマッチとして位置付けていた。
そして結果は、3試合すべてで挑戦者が勝利。
第1部のタイトル戦で王者がベルトを守ることはできず、3本のベルトがすべて挑戦者の手に渡るという、大きな波乱となった。
その最後を締めくくったのが、36歳・永澤選手の大逆転KOだった。
1Rにダウンを奪われ、そこから2Rに逆転。
2年前のKO負けを乗り越え、36歳で初のK-1 WORLD GP王座を手にした。
「夢見てやってればできる」。
永澤選手の言葉が、そのまま試合内容になったような劇的なタイトル戦となった。
