唐田えりかさん KARAメンバー知英さんが日韓合作映画でダブル主演 国境を越えた運命を描く「過怠」来年2月5日公開

2026.9.8

 

女優の唐田えりかさんと、KARAのメンバーとしても知られる知英さんが、

日韓合作映画「過怠(かたい)」でダブル主演を務めることが

7日、明らかになった。2人は今回が初共演。

唐田さんが韓国人女性、知英さんが日本人女性を演じ、

出生の秘密をきっかけに運命を交錯させていく2人の姿を描く。

映画は2027年2月5日に公開される。


 

▪️受精卵の取り違えから始まる 2人の女性の物語

「過怠」は、小説家の谷村志穂さんの同名小説を原作とする作品。受精卵の取り違えによって本来とは異なる国で育ったことを後になって知る2人の女性を主人公に、家族とは何か、自分自身とは何かというテーマに向き合う物語となっている。

唐田さんが演じるのは、韓国人として育った女性・ジヒョン。

何も知らずに韓国で生活していたジヒョンは、日本の大学に留学していた際、医学を学ぶ菜々子と出会う。文化や国籍の違いを越えて意気投合していく2人だったが、やがて自身の出生に隠された事実を知ることになる。

それまで信じてきた家族や自分自身のルーツが揺らぐ中、2人はそれぞれの人生と向き合うことになる。

 

▪️映画タイトル「過怠」とは? 言葉に込められた意味を解説

映画タイトルにも使われている「過怠(かたい)」という言葉は、

普段の会話ではあまり耳にする機会のない表現だ。

「過怠」は、怠ること、怠慢、なすべきことを怠ることなどを意味する。

「過」は度を越すことや過ち、「怠」は怠ることを表し、

文字通りに捉えると「怠ることによって生じる過ち」や

「怠慢」といったニュアンスを持つ。

また、文脈によっては、責任を果たさなかったことや、

何らかの義務を怠ったことに対する過失・落ち度という意味合いで使われることもある。

現代では「怠慢」「不注意」「過失」などの言葉が一般的に使われるため、

「過怠」という言葉には、どこか古風で硬質な印象がある。

その一方で、短い言葉の中に「人が何かを怠ったことで生まれる出来事」や「後悔、責任、罪、過ち」といった複数の意味を想起させる力もある。

映画のタイトルとして使用する場合、「過怠」という一語が持つ意味は、単なる「怠けること」にとどまらない。

誰かが果たせなかった責任、見過ごしてしまったこと、あるいは過去の選択によって生まれた出来事など、登場人物たちが抱えるさまざまな「過ち」や「後悔」を象徴する言葉として受け取ることができる。

 

▪️唐田えりかさんが韓国人役に初挑戦

今回、唐田さんにとって大きな挑戦となるのが韓国人女性役だ。

唐田さんは以前から韓国語を学んでおり、韓国での活動にも積極的に取り組んできた。韓国の芸能事務所BHエンターテインメントに所属し、これまで韓国ドラマ「アスダル年代記」シリーズなどにも出演している。

これまで培ってきた韓国語の経験を生かしながらも、映画では韓国人として育った女性の心情を表現することが求められた。

唐田さんは今回の役について、

「韓国語の発音など、準備の段階から新しく挑戦することがたくさんありました。自分の出生に隠された事実を知り、『自分は誰なのか』『家族とは何なのか』と向き合っていきます」と説明した。

自身だったら出生の秘密を知ったときにどうするのか・・・。

そんな問いを自身にも投げかけながら役と向き合ったという。

 

▪️韓国人の知英さんが日本人女性役 日本語で繊細な感情を表現

一方、菜々子役を演じるのが知英さん。

KARAのメンバーとして2010年に日本デビューを果たし、「ミスター」などのヒット曲で大きな注目を集めた知英さんは、2014年から日本で本格的に女優としての活動をスタート。

映画「暗殺教室」シリーズや、テレビ朝日系ドラマ「民王」などに出演し、日本語による演技でも存在感を発揮してきた。

今回演じる菜々子は、日本で生まれ育った日本人女性。しかし、ある出来事をきっかけに、自分のDNAが韓国につながっていることを知る。

知英さんは菜々子について、

「日本で生まれ育ったけれど、実はDNAは韓国人だった女の子。自分は本当はどこにいるべきなのか、そして、何が自分自身をつくっているのか。さまざまな葛藤を抱えています」と役柄への思いを語っている。

本作の大きな見どころとなるのが、唐田さん演じるジヒョンと知英さん演じる菜々子の関係だ。

出生の秘密によって、それまでの人生そのものを見つめ直すことになった2人。複雑な感情を抱えながらも、互いの存在を通じて新たな価値観を見いだしていく。

知英さんは、ジヒョンとの出会いについて、

「菜々子にとって、唐田さん演じるジヒョンとの出会いは、『もう一つの家族』に出会うことでもあるんだと感じました」

とコメント。

出生をめぐる出来事そのものには悲しみがある一方で、その出来事があったからこそ生まれた出会いもある。

そんな本作の核心ともいえる部分に触れながら、

2人の女性がたどる物語への期待を寄せた。

初共演となる唐田さんと知英さんが、

国境を越えた役柄でどのような化学反応を見せるか。

日韓合作という舞台で、それぞれが新たな役柄に挑む「過怠」。

映画は2027年2月5日に劇場公開される。


【テキスト 瞬刊モッツ 編集部】