ドジャース=山本由伸投手7回4失点8奪三振の力投も13勝目ならず 大谷翔平選手は4打席連続三振…延長戦で惜敗

2026.9.3

 

【©️Los Angeles Dodgers 】

ドジャースにとって、勝利を目前にしながら

最後に手からこぼれ落ちるような試合となった。

現地時間9月2日、ロサンゼルスで行われたカージナルス戦で、ドジャースは延長十回タイブレークの末、6-8で敗戦。連敗となった。

先発マウンドに上がった山本由伸選手は、

7回93球を投げ、5安打4失点、8奪三振。

序盤から安定した投球を続け、

5回までカージナルス打線を無安打の0点に封じる圧巻の立ち上がりを見せた。

しかし、6回と7回にソロではなく2ラン本塁打を浴び、4失点。

それでも7回を投げ切り、5-4とドジャースがリードした状態でマウンドを降りた。

山本選手にとっては、メジャーでの自己最多となる13勝目が視界に入っていた。

ところが、8回に救援陣が同点を許し、勝ち投手の権利が消滅。

最終的に12勝8敗のままとなった。

それでも防御率は2.67。

7回を投げ切り、8個の三振を奪った内容を考えれば、

先発投手として試合を作る役割は十分に果たしたと言える。

 

▪️序盤は完全に主導権

山本選手の最大の見せ場は、むしろ試合前半だった。

一回からスプリット、スライダー、直球を効果的に使い、カージナルス打線を三者凡退。

二回も先頭打者から三振を奪うなど、2イニング連続で三者凡退に抑えた。

三回には先頭打者に四球を与えたものの、続く打者を併殺打に打ち取り、さらに三振。

四回、五回も走者を許さず、5回終了時点で無安打、7奪三振という圧倒的な内容だった。

特に五回終了時点で58球という効率の良さは、山本選手が試合を支配していたことを示している。

 

▪️それでもカージナルスが反撃

流れが変わったのは六回だった。

先頭打者に初安打を許すと、1死後に9番サジェシ選手に2ラン本塁打を浴び、3-2。

さらに七回には先頭打者の二塁打をきっかけに、ベルナル選手にメジャー初本塁打となる2ランを浴びた。

5-4。

山本選手はこの回も後続を抑えて7回を投げ切ったが、試合は1点差まで詰め寄られた。

それでも、7回を投げ切って93球。8奪三振という数字は、先発として最後まで試合を託されたことの裏付けでもある。

 

▪️大谷翔平選手は苦しい一日 それでも盗塁で存在感

「1番・DH」で先発した大谷翔平選手は、この日は4打数無安打。

さらに4打席連続三振を記録するなど、打撃では苦しい一日となった。

今季の本塁打は12試合連続で生まれず、打率は.279。

ただし、大谷選手は完全に存在感を失ったわけではない。

二回には死球で出塁すると、二盗を成功させ、今季11個目の盗塁を記録。

本塁打が出ない日でも、走塁という別の武器で得点機を広げることができるのが、大谷選手の大きな特徴だ。

そして、今季ここまで積み重ねてきた長打力を考えれば、12試合連続ノーアーチという数字は、むしろ次の一発への期待を高める局面ともいえる。

 

▪️フリーマン、ベッツが一発 ドジャース打線は一時リード

ドジャースは序盤から得点を重ねた。

一回にはフリーマン選手が中越えへ16号3ラン。

山本選手に3点の援護をプレゼントすると、六回にはベッツ選手が17号2ランを放ち、5-2と再び3点差をつけた。

ところが、その後にカージナルスが追い上げ、八回には5-5の同点。

山本選手の13勝目も、ここで消えてしまった。

 

▪️延長十回のタイブレークで決着

5-5のまま迎えた延長十回。

タイブレークで無死二塁から始まる攻防で、

ドジャースはカージナルス打線に3点を許した。

これが決定打となった。

その裏、ドジャースは1点を返したものの、反撃はそこまで。

6-8で敗れ、連敗となった。

 

▪️山本由伸に残った「勝ち星以上」の内容

今回の登板で山本選手の勝利数は12勝のままとなった。

しかし、7回を投げて8奪三振、93球という内容は、シーズン終盤に向けても先発の柱として期待できる投球だった。

特に5回まで無安打7奪三振という投球は、山本選手が持つ制球力と変化球の精度を改めて示した。

大谷選手は打撃面でかなり苦しんでいる。

1番DHでの定着の起用法にも黄色信号が出ているのは明らかだ。

起用法を含めて、勝利の方程式のテコ入れは早急に判断するべきところだろう。