パッキャオ氏が創設したMPBLがEASLと新たなパートナーシップ フィリピン王者アブラ・ウィーバーズがアジアの舞台へ

2026.8.25

フィリピンのバスケットボール界に、新たな国際挑戦への扉が開かれた。

東アジアスーパーリーグ(EASL)は、ボクシング世界8階級制覇という歴史的な実績を持ち、フィリピン政界でも活動してきたマニー・パッキャオ氏が創設した「マハルリカ・ピリピナス・バスケットボールリーグ(MPBL)」とのパートナーシップを発表した。

この提携により、MPBLの王者であるアブラ・ウィーバーズが、EASLの2026-27シーズンに出場することが正式に決定。フィリピン国内で成長を続けてきたリーグが、アジアのトップクラブが集う舞台へと本格的に歩みを進めることになった。


 

▪️パッキャオ氏が描いた「フィリピンバスケの成長」が新たなステージへ

MPBLは2017年、フィリピン国内におけるバスケットボールの発展と、若い選手たちにより多くの成長機会を提供することを目的に誕生した。

創設者であるパッキャオ氏は、ボクシング界で世界的な成功を収めた後も、スポーツを通じた地域活性化や若手選手の育成に力を注いできた。その理念のもとでスタートしたMPBLは、ホームタウンを重視したリーグとして着実に規模を拡大。2026-27シーズンには26クラブが参戦する大規模リーグへと成長している。

そして今回、その王者クラブがEASLという国際舞台に送り出される。

パッキャオ氏は今回の提携について、「MPBLにとって歴史的な瞬間」と位置づけた。

「創設当初から、フィリピンのバスケットボールが成長し続けるための機会を創出することをビジョンとして掲げてきました。アブラ・ウィーバーズは野心と規律、そして誇りを持った地域コミュニティを代表するクラブです。彼らが弊リーグ、そしてフィリピンを代表してアジアのトップクラブと対戦する機会を手にしたことを誇りに思います」

ボクシング界のレジェンドが立ち上げたリーグが、今度はバスケットボールを通じて国際的な競争の舞台へ進出する。今回の発表は、MPBLにとって大きな転機となりそうだ。

 

▪️加盟2シーズン目でMPBL制覇 アブラ・ウィーバーズが初のアジア挑戦

EASLへの切符を手にしたアブラ・ウィーバーズは、MPBLの中でも急速に存在感を高めているクラブだ。

リーグ加盟からわずか2シーズン目で頂点に立ち、国内王者としてEASLへの出場権を獲得。フィリピン国内で勢いを見せる新興勢力が、今度は日本や韓国、台湾など、東アジアを代表するクラブとの対戦に挑むことになる。

EASLのヘンリー・ケリンズCEOは、MPBLとアブラ・ウィーバーズの参戦を歓迎した。

「MPBLとアブラ・ウィーバーズをEASLファミリーに迎えられることを嬉しく思います。アブラは瞬く間にフィリピン屈指の強豪クラブとしての地位を確立しており、彼らがアジアのトップクラブと対戦する姿を見られることを楽しみにしています」

さらに今回の提携について、フィリピンという世界有数のバスケットボール大国におけるEASLの存在感を高める重要なステップになるとの期待も示している。

 

▪️日本からは長崎、琉球、アルバルク東京が参戦

EASL 2026-27シーズンには、日本のBリーグ勢も顔をそろえる。

現王者として長崎ヴェルカが初出場を果たすほか、ホーム&アウェー方式となって以降4シーズン連続の出場となる琉球ゴールデンキングス、そして2年連続2度目の参戦となるアルバルク東京も出場する。

そこへ新たにMPBL王者のアブラ・ウィーバーズが加わることで、日本、フィリピンをはじめとするアジア各国のトップクラブがしのぎを削る大会は、さらに注目度を高めることになりそうだ。

国内リーグの王者として培ってきた力を、

国際舞台でどこまで発揮できるのか。