WNBA=山本麻衣選手がラスベガスで存在感 米国ファンを和ませた“愛されぶり”「このチームの一員になっている」
【©️Las Vegas Aces 】
ラスベガス・エイセズでプレーする山本麻衣選手をめぐり、
米国のWNBAファンから温かな反響が広がっている。
現地時間8月20日、エイセズは本拠地ラスベガスで
コネティカット・サンを101-78で下した。
山本選手は途中出場ながら19分40秒にわたってコートに立ち、
9得点、3アシストを記録。
第4クォーターには3ポイントシュートも沈め、チームの勝利に貢献した。
しかし、この日の山本選手をめぐって米国で注目を集めたのは、
プレーだけではなかった。
試合後のインタビューで英語の質問に応じる山本選手の背後に、
エイセズのチームメートたちが次々と集結。
エイジャ・ウィルソン選手、ジャッキー・ヤング選手、チェルシー・グレイ選手らが山本選手を囲むようにして見守る姿が映し出された。
その自然なチームメートとの距離感が、米国のWNBAファンの心をつかんだ。
米国の掲示板サイト「Reddit」では、この場面を取り上げた投稿に多数の反響が寄せられ、「彼女はすっかりエイセズに馴染んでいる」「チームが彼女を支えているのが伝わってくる」「このチームの雰囲気が大好き」「もっとこういう映像を見たい」といった声が相次いだ。
なかには、山本選手を囲むチームメートの姿について、
「彼女が何を話していても全力で応援しているように見える」と、
その光景を微笑ましく受け止めるコメントも。
投稿には多数の支持が集まり、米国ファンの間でも山本選手の存在が印象に残る一幕となった。
実際、エイセズの公式サイトでも山本選手の存在感は着実に高まっている。
今月7月に加入した山本選手は、今季途中からエイセズの一員となった。
加入の大きなきっかけとなったのが、4月に行われた日本代表とのエキシビションマッチだった。
山本選手はエイセズを相手に3ポイントシュートを7本成功させ、24得点をマーク。
このパフォーマンスが強烈なインパクトを残し、
シーズン途中の契約につながった。
エイセズが7月17日に発表した契約時のリリースでも、山本選手について、日本代表として2022年FIBA女子ワールドカップ、2024年パリ五輪などに出場してきた実績に加え、2026年FIBA女子ワールドカップ予選で日本を本大会へ導き、大会のオールスターファイブにも選出されたことが紹介されている。
さらに、加入後のプレーでも評価を積み上げている。
8月9日のニューヨーク・リバティ戦では、主力選手が欠場するなか16得点、6アシストを記録。
エイセズ公式サイトも、山本選手ら若手選手が大きな出場時間を与えられ、
「期待に応えた」と紹介している。
8月11日のワシントン・ミスティクス戦では、WNBA公式映像でも山本選手の3ポイントが取り上げられ、米国のファンに向けてもシュート力が印象的な武器として映っている。
そして今回のサン戦では、限られた出場時間のなかで9得点、3アシスト。
数字以上に注目されているのが、強豪エイセズのロッカールームに自然に溶け込んでいることだ。
エースのウィルソン選手は、今季のチームについて「それぞれがありのままの自分でいられること」を大切にしていると語り、チームメートを受け入れる文化についても言及している。
今回のインタビュー映像は、まさにそのチーム文化を象徴する場面だった。
山本選手が英語で懸命に質問へ答える。
その背後では、チームを代表するスター選手たちが笑顔で見守る――。
日本からWNBAへ挑戦する選手にとって、言語や文化の違いは決して小さな壁ではない。
それでも山本選手はコート上でシュートを決め、アシストを記録し、
そしてコート外ではチームメートとの距離を着実に縮めている。
2026年FIBA女子ワールドカップを目前に控え、山本選手にとって今季のWNBA挑戦は、単なる海外挑戦にとどまらない。米国のトップ選手たちと日々競い合うことで、プレーヤーとしてさらに進化するための貴重な時間にもなっている。
そして何より、ラスベガスで見せる山本選手の姿には、
これまで日本代表として積み重ねてきたキャリアとはまた違った魅力がある。


