ドジャースに痛手…パヘスが左手甲を骨折 全治4~5週間の見通し 100マイル超の死球で途中交代
今季21本塁打 80打点のパヘスが離脱
ロバーツ監督「本当に不運だよ」
【©️Los Angeles Dodgers 】
ドジャースに終盤戦を左右しかねないアクシデントが起きた。
21日(日本時間22日)、本拠地ロサンゼルスでパイレーツと対戦し、延長十回の劇的なサヨナラ勝ちで4連勝を飾った。一方で、試合中に死球を受けて途中交代したアンディ・パヘス外野手が、左手甲の骨折と診断されたことが判明。デーブ・ロバーツ監督が試合後の会見で明らかにした。
復帰までの期間は4~5週間になる見通し。
プレーオフ進出争いが本格化するシーズン終盤に入るなか、
チームにとって大きな痛手となった。
▪️100マイル超の剛速球が左手を直撃
アクシデントが起きたのは、2-2で迎えた3回。
1死一、三塁という絶好の得点機で、パヘスが打席に立った。
カウント1-1からの3球目。パイレーツ投手が投じた100.2マイル(約161キロ)の剛速球が、パヘスの左手首付近を直撃した。
パヘスは苦悶の表情を浮かべ、すぐさま打席を離れた。
ベンチから駆けつけたロバーツ監督らが状態を確認。パヘスは一塁まで進んだものの、トレーナーによるチェックを受けるため試合が一時中断された。
その後、試合中にX線検査を実施。試合終了後、ロバーツ監督が骨折の事実を明らかにした。
クラブハウスでは、パヘスが左手をサポーターで固定する姿も見られたという。
▪️「シーズン絶望ではない」ロバーツ監督が説明
ロバーツ監督はパヘスの状態について、
「シーズン絶望ではないが、4、5週間かかるだろう」と説明した。
「本当に不運だよ。今年はいいシーズンを送っていたし、彼はプレーするのが大好きだから気の毒に思う」と語り、チームに欠かせない存在へ成長していたパヘスの離脱を惜しんだ。
今季のパヘスは打率.272、21本塁打、80打点を記録。
80打点は大谷翔平と並んでチームトップタイとなっており、
長打力を備えた右打者として打線の重要な役割を担っていた。
特に大谷選手の後ろを打つ打者として、相手投手にプレッシャーをかける存在でもあった。フリーマン、マンシーら左打者が並ぶ打線の中で、右打者としてのパヘスの存在感は大きい。
そのパヘスが、シーズン終盤の重要な時期に戦列を離れることになった。
▪️4連勝で勢いを加速する中での離脱
チームはこの日、サヨナラ勝ちを収めて4連勝。ナ・リーグの第1シードを争う上で重要な戦いが続くなか、着実に勢いを加速させていた。
それだけにパヘスの離脱は大きな意味を持つ。
もっとも、ロバーツ監督は前を向いている。
「我々は前に進まないといけないし、彼が戻ってくるまでチームとして踏ん張らないといけない」
指揮官は、パヘスが不在となる期間をチーム全体で乗り切る決意を示した。
▪️代役は3Aから昇格のエドマン起用の可能性も
今後の焦点となるのが、パヘスの穴を誰が埋めるかだ。
ロバーツ監督は、スタッフと協議したうえで3Aから昇格させる選手を決める方針を明らかにした。
ただし、単純に打力だけを基準に選ぶわけではない。
パヘスは外野の守備でも重要な役割を担っており、とりわけ中堅を守れる選手が求められる。
ロバーツ監督も「特に中堅の守備は重要だから、しっかり守れる選手が必要になる。まずはセンターを固めることが最優先だ」と説明した。
内外野をこなせるトミー・エドマンの起用について問われると、「可能性はある。いくつかのシナリオを試しながら考えていく」と回答。今後、さまざまな選択肢を検討する考えを示している。
▪️手術の可能性も・・・それでも復帰時期は変わらず
パヘスが手術を受ける可能性については、現時点では判断が出ていない。
ロバーツ監督は「正直、まだはっきりとは分からない。医師が診ているところだが、手術になる可能性はある」と説明。
一方で、「もし手術になったとしても、復帰までに要する時間(4週間)は変わらないと思っている」とも語った。
ドジャースにとっては、まさにシーズンの正念場。チームトップ級の打点を記録するなど、攻撃面で大きく成長したパヘスの離脱は決して小さくない。
それでも、4連勝で勢いをつけるチームには、
戦力を総動員して終盤戦を乗り切ることが求められる。
「シーズン絶望ではない」。
ロバーツ監督の言葉が示すように、パヘスの今季はまだ終わっていない。
まずは治療とリハビリに集中し、万全の状態で再び
ドジャースのユニホームを着る日を待ちたい。


