吉田正尚選手 左太もも裏の負傷で10日間IL入り 復調の夏に無念の離脱、レッドソックスは正念場へ

2026.8.17

レッドソックスの吉田正尚選手(33)が、左太もも裏の負傷により10日間の負傷者リスト(IL)入りした。チームが発表した。シーズン終盤に入り、ポストシーズン進出を目指して戦うチームにとって、打撃の状態を上げていた吉田選手の離脱は痛手となる。
吉田選手は15日(日本時間16日)、敵地PNCパークで行われたパイレーツ戦に「1番・指名打者」で先発出場。3回1死一塁で迎えた第2打席で右翼線へ打球を放つと、二塁を目指して一気に加速した。
しかし、二塁到達直前に左太もも裏を負傷。

痛みに顔をゆがめながらも二塁まで進んだが、

プレー続行は困難と判断され、そのまま代走が送られた。


 

試合後、吉田選手は現地放送局のインタビューで負傷について説明。

過去にも日本時代に左太もも裏に近い箇所を痛めた経験があり、その際には復帰まで約1カ月を要したことを明かした。
今回の離脱が惜しまれるのは、吉田選手自身の状態が上向いていたタイミングだったことだ。
今季は開幕前に侍ジャパンの一員としてワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場。2本塁打を放つなど存在感を示した一方、シーズン序盤は若手選手の台頭もあり、出場機会が限られていた。
それでもシーズンが進むにつれて首脳陣からの信頼を高め、後半戦に入ると先発起用が増加。7月以降は打率3割1分1厘を記録した。今季は123試合中87試合に出場し、263打数72安打、打率2割7分4厘、5本塁打、28打点、2盗塁、OPS・746をマークしていた。
レッドソックスはシーズン序盤に苦戦し、4月にはコーラ監督が解任され、6月途中には今季ワーストの借金14を抱えた。それでも7月に入ると球団タイ記録となる15連勝を達成。月間21勝4敗と大きく勝ち越し、一気にポストシーズン争いへ浮上した。
その戦いの中で、吉田選手も出場機会を増やしていた。6月までの84試合では先発40試合だったが、後半戦29試合では23試合で先発。攻撃陣の一角として存在感を高めていただけに、今回の負傷はチームにとっても大きな痛手となる。
吉田選手が負傷者リスト入りするのは、昨季に右肩手術の影響で離脱して以来。今季は初めてとなる。

レッドソックスは9月29日(日本時間30日)から始まるワイルドカードシリーズを見据え、シーズン最終盤の戦いに入っていく。吉田選手にとっては、まず患部の回復を優先し、一日も早く戦列に戻ることが目標となる。
復調を続けていた吉田選手にとっては、シーズン終盤での思わぬ離脱となった。

今後は治療と調整を進めながら、

ポストシーズンの舞台に間に合うか、その復帰時期が注目される。