ヤンキース 宿敵レッドソックスを一蹴してALDSへ 次は98勝レイズとの同地区決戦…待ち受ける「知り尽くした相手」との5番勝負

2026.10.1

【©️new york yankees 】

2026年のMLBポストシーズンは、

ア・リーグの地区シリーズ(ALDS)でいきなり「同地区対決」が実現する。

なかでも注目を集めるのが、ニューヨーク・ヤンキースとタンパベイ・レイズの一戦だ。

ヤンキースは9月30日(日本時間10月1日)、

ワイルドカードシリーズ第2戦でボストン・レッドソックスを9―2で下した。

第1戦も9―0で勝利しており、宿敵を2連勝で退けてALDS進出を決めた。

 次に待ち受けるのは、ア・リーグ東地区を制したレイズ。レギュラーシーズンを98勝64敗で終え、リーグ最高勝率の成績を残したチームだ。ヤンキースは93勝を挙げながら4.5ゲーム差の2位。シーズンを通して激しい地区争いを繰り広げた両チームが、今度はポストシーズンの舞台で激突する。


 

▪️レッドソックスを2試合連続勝利で退け ヤンキース 打線が一気に爆発

ヤンキースの勢いを象徴したのが、レッドソックスとのWCSだった。

第1戦ではベン・ライス選手が2本塁打、6打点と大暴れ。第2戦ではコディ・ベリンジャー選手が3ラン本塁打を放つなど、打線が序盤から主導権を握った。

さらに第2戦ではマックス・フリード選手が6回を投げてレッドソックス打線を抑え、投打がかみ合ったヤンキースが9―2で勝利。AP配信の記事でも、フリード選手の好投とベリンジャー選手、ルイス・ガルシアJr.選手の本塁打が勝利を支えたと報じられている。

短期決戦では一つのミスがシリーズの流れを変える。そんな緊張感のなか、ヤンキースは2試合で計18得点を挙げ、レッドソックスに一度も主導権を渡さなかった。

 

▪️次なる相手は98勝のレイズ レギュラーシーズンから続く東地区の対決

そしてALDSで対戦するレイズは、レギュラーシーズンを98勝64敗で終えた。

ヤンキースも93勝を記録しており、両チームとも90勝を超える強豪。ただし、地区優勝を果たしたレイズがポストシーズンではホームアドバンテージを持つ。

つまりヤンキースにとっては、レギュラーシーズンで何度も対戦した相手を、

今度は短期決戦で攻略しなければならない。

 同じア・リーグ東地区に所属するため、互いの戦力や選手の特徴を把握している点も、このシリーズの大きな特徴になる。

 レギュラーシーズンの順位だけを見ればレイズが上回った。しかし、ヤンキースにとってレイズは未知の相手ではない。シーズンを通じて積み重ねてきた対戦経験が、5試合制のシリーズでどのように生きるのかがポイントになりそうだ。

 

▪️「ジャッジ不在」のヤンキースを支える選手たち

 もう一つ、今回のヤンキースを語るうえで欠かせないのがアーロン・ジャッジ選手の存在だ。

 右ふくらはぎの負傷により、ジャッジ選手はレッドソックスとのWCSでロースターから外れている。

 それでもヤンキースは打線全体で得点を重ね、2試合連続で大量得点を記録した。

 ライス選手、ベリンジャー選手らが長打を放ち、投手陣も試合を作った。スター選手一人に依存するのではなく、複数の選手が役割を担って勝ち上がったことは、ここから始まるALDSを考えるうえでも重要なポイントになる。

 もちろん、ジャッジ選手の状態は今後のシリーズを左右する要素の一つ。ヤンキースにとっては、現在の戦力でレイズとの短期決戦を戦いながら、主軸の動向も見極めていくことになる。

 

▪️もう一つのALDSも「同地区対決」に

 ア・リーグのもう一つの地区シリーズも、同地区対決となった。

 ア・リーグ中地区では、地区優勝のクリーブランド・ガーディアンズと、ワイルドカードから勝ち上がったシカゴ・ホワイトソックスが激突する。

 ホワイトソックスはワイルドカードシリーズでヒューストン・アストロズを2連勝で破り、2005年以来となるポストシーズンシリーズ突破を決めた。

 さらにレギュラーシーズンの両チームの対戦はホワイトソックスが7勝6敗。9月16日時点でもMLB公式が、この7勝6敗によってホワイトソックスがシーズン対戦のタイブレークを保持していると伝えていた。

 東地区のヤンキース―レイズと、中地区のガーディアンズ―ホワイトソックス。

 2026年のALDSは、いずれも同じ地区で何度も顔を合わせてきたチーム同士の対戦となった。

 

▪️10月3日から始まるヤンキース対レイズ

ヤンキースとレイズによるALDSは10月3日に開幕予定。

MLBの公式ポストシーズンスケジュールでは、第1戦、第2戦をレイズの本拠地で行い、その後ニューヨークで第3戦以降を戦う日程が組まれている。シリーズは5戦3勝制で、第4戦、第5戦は必要な場合に実施される。

98勝のレイズに、93勝のヤンキース。

レギュラーシーズンの成績だけでは測れないのが、ポストシーズンの短期決戦だ。

しかも両チームは、今季を通じて何度も対戦してきた同地区のライバル。投手起用、打線の組み方、終盤の継投 一つの判断がシリーズの流れを大きく変える可能性がある。

レッドソックスとの激戦を突破したヤンキースが、次に挑むのは地区王者レイズ。

ニューヨークが再び10月の舞台で存在感を示すのか。それとも98勝を積み上げたレイズが、地区王者としての強さを見せるのか。

2026年のア・リーグ東地区を長く争ってきた両チームによるシリーズは、

レギュラーシーズンの続きではなく、まったく別の勝負として幕を開ける。