怪物右腕ミジオロウスキーが12勝目 大谷翔平選手と真っ向勝負 最速167.7キロを記録

2026.8.16

©️Milwaukee Brewers

米大リーグ、ブルワーズのジェーコブ・ミジオロウスキー投手(24)が、圧巻の投球で今季12勝目を挙げた。

15日(日本時間16日)、敵地ドジャースタジアムで行われたドジャース戦に先発。

6回を5安打1失点、1四球6奪三振にまとめ、ブルワーズの4―1の勝利に大きく貢献した。


 

この日のミジオロウスキー投手を象徴したのが、剛速球だった。

初回、大谷翔平選手との対戦で104.2マイル(約167.7キロ)を計測。98球を投じる中で、100マイル(約160.9キロ)以上の速球は53球に達した。

今季ここまで23試合に登板して12勝5敗、防御率1.75、210奪三振。防御率はメジャー全体でトップに立つなど、24歳の右腕は今季の投手陣をリードする存在感を見せている。

 

▪️大谷選手との真っ向勝負 直球で攻めた初回

注目を集めたのは、やはり大谷選手との対戦だった。

初回の第1打席では、すべてフォーシームで勝負。カウント2―2から103.8マイル(約167.0キロ)の剛速球を投じ、三飛に打ち取った。

大谷選手を相手に力で押し切る、ミジオロウスキー投手らしい投球だった。

もっとも、3回2死一塁で迎えた第2打席では、大谷選手が意地を見せる。

2ストライクから投じられた100.3マイル(約161.4キロ)の直球を捉えると、打球は一塁線を破り、適時三塁打となった。

剛速球を武器にする投手と、メジャー屈指の長打力を誇る打者。両者の真っ向勝負は、球場を大いに沸かせた。

 

▪️最大の見せ場は5回 大谷とフリーマンを連続三振

そして、この日の最大の見せ場は5回だった。

1死満塁という大きなピンチで再び大谷選手を迎えると、今度は力だけに頼らない投球を披露。カーブ、フォーシーム、スライダーを組み合わせ、最後は大谷選手を空振り三振に仕留めた。

続くフレディ・フリーマン選手にも変化球を交えながら攻め込み、最後はスライダーで空振り三振。

無死満塁から1点も許さず、最大のピンチを脱出した。

球威だけでなく、状況に応じて配球を変えながら打者を攻略する投球術。その成長ぶりも印象に残る登板となった。

 

▪️「彼のような打者と対戦するのは本当に楽しい」

試合後、米FOXのインタビューに応じたミジオロウスキー投手は、大谷選手との対戦について笑顔で振り返った。

「とにかく力を抜いて、楽に投げようと思っていた。彼のような打者と対戦するのは本当に楽しい。さらに抑えることができてうれしかった」

さらに、5回の満塁の場面については、バッテリーを組んだウィリアム・コントレラス捕手の配球にも言及した。

大谷選手との対戦でコントレラス捕手が何かを感じ取り、そこからスライダーを選択。続くフリーマン選手にも同じ球種を効果的に使い、連続三振につなげたという。

「翔平の打席で(コントレラスが)何か違うと感じたみたいで、そこからスライダーを投げた。フリーマンにもそれを続けてうまくいって、楽しかったよ」

大谷選手から適時三塁打を許しながらも、

最後は力と変化球を巧みに使い分けて主役級の打者を封じたミジオロウスキー投手。

最速167.7キロ、100マイル超53球という圧倒的な数字に加え、12勝目という結果も手にした。