広瀬アリスさん 本格アクション映画で初主演 約半年間の役作りで新境地「生傷やあざも良い勲章」
【©東映】
広瀬アリスさんが、2027年3月26日公開の映画『ENJU エンジュ』で主演を務めることが決定した。月村了衛氏のサバイバル・アクション小説『槐(エンジュ)』(光文社文庫)を実写映画化した作品で、広瀬にとって本格的なアクション映画への主演は今回が初めて。過酷なトレーニングを重ね、これまでとはひと味違うアクションヒロインに挑んだ。
あわせて、ティーザービジュアルや特報映像、
撮影を終えた広瀬のコメント映像も公開された。
物語の舞台となるのは、野外活動部の合宿先となった湖畔のキャンプ場。
穏やかなレジャー施設だった場所が、武装集団によって突如占拠され、生徒たちは極限の状況へ追い込まれていく。
そんな中、救出に立ち上がるのが、野外活動部の副顧問・由良季実枝。
物静かで目立たない教師という表の顔を持つ一方、裏では「槐(エンジュ)」の異名を持つ凄腕の暗殺者、三ツ扇槐というもう一つの顔を持っていた。
広瀬さんは、この二面性を持つ主人公を演じる。
銃やナイフを使った激しい戦闘シーンにも自ら挑み、身体能力を生かしたハードアクションを披露。これまでのイメージを一新する、新たな姿をスクリーンに刻む。
メガホンを取るのは、『ゴールデンカムイ』や『HiGH&LOW』シリーズなどで知られる久保茂昭監督。アクション監督には、『キングダム』『ゴールデンカムイ』シリーズを手がけてきた下村勇二氏を迎えた。
公開された特報では、煙が立ち込める廃虚にたたずむ人物とともに、「先生は僕たちを守る殺人マシンでした」という印象的な言葉が響く。その後、銃を手にする由良の姿をはじめ、ショットガンやナイフを駆使した迫力あるアクションが連続。広瀬が見せる鋭い表情も相まって、作品の緊張感を伝える映像に仕上がっている。
ティーザービジュアルでは、タンクトップ姿の広瀬さんが鋭い眼差しを向ける姿を採用。「生徒を守るのは、わたしの責務。」「生き延びるか全滅か――狂乱の合宿、スタート」というコピーが添えられ、これまでにないキャラクター像を強く印象づけている。
広瀬さんは撮影に向け、3~4カ月にわたって基礎トレーニングを実施。撮影当初を振り返り、「圧倒的に筋力が足りなくて、銃を少し持つだけでも筋肉痛になったりしていた」と明かした。
さらに、自主的な筋力トレーニングにも励み、「どんどん体がごつく、大きくなっていきました(笑)」と役作りの変化を振り返っている。
アクションの細部にも徹底的にこだわった。下村氏からは、単に動きを覚えるだけではなく「プロっぽく見せたい」と繰り返し指導を受けたという。
広瀬は「あと少しのけぞれたら」「あと一歩踏み込みができていたら」といった細かな部分まで調整したことを明かし、動きの一つひとつを磨き上げていった。
撮影では、一つのシーンに4日間をかけたこともあったという。身体を張った撮影となったが、「本当にハードでぜいたくな時間でした。リアルな生傷やあざがたくさんできましたが、良い勲章だなと思っています」と、充実した表情で語った。
アクション練習を含め、役作りには半年以上を費やした。
由良は寡黙でせりふも少ないキャラクターだけに、広瀬は「無機質な感じを出せればと思いながら演じていました」と役へのアプローチを説明。
一方、暗殺者としての槐を演じる場面では、冷静でクールな雰囲気を保ちながら、敵や生徒との関係性を通して人間らしさをどう表現するか、久保監督と綿密に話し合いながら役を作り上げた。
もともと、幼い頃から「女性が格好良く戦う作品」が好きだったという広瀬。今回の役柄についても強い思い入れがあり、「彼女がとにかく激しく戦い、乱舞し、躍動している姿が本当に格好良い。自分の理想的な作品に参加させていただいたと思っていますし、新しい広瀬アリスを作ってくれた人物です」と語っている。
さらに、ハードな撮影現場では、広瀬さんの愛犬であるフレンチブルドッグのベベちゃんがサプライズで登場する場面も。
凄腕の暗殺者を演じる緊張感から一転、愛犬を目の前にした広瀬が満面の笑みを見せると、現場にも和やかな空気が広がった。
徹底したトレーニングを重ね、身体を張ったアクションに挑んだ。


