レイズがヤンキースを再び撃破 守備の乱れを逃さず5―2 本拠地2連勝でリーグ優勝決定シリーズへ王手
タンパベイ・レイズが、ニューヨーク・ヤンキースとのアメリカン・リーグ地区シリーズで勢いを加速させた。
現地時間10月5日にトロピカーナ・フィールドで行われた第2戦は、レイズが5―2でヤンキースに勝利。第1戦に続く連勝でシリーズ成績を2勝0敗とし、リーグ優勝決定シリーズ進出まであと1勝とした。
大舞台で光ったのは、レイズ打線の集中力だった。
▪️ヤンキースの4失策をレイズが徹底的に突く
試合序盤からレイズは、ヤンキース守備陣のわずかな綻びを得点につなげた。
初回、先頭のディアスが相手の失策で出塁すると、ジョナサン・アランダが左前打。無死一、二塁の好機を作る。
続くジュニオール・カミネロは遊ゴロに倒れたものの、併殺を狙ったヤンキースの二塁手チザムJr.が一塁へ悪送球。この間に先制点が転がり込んだ。
ヤンキースにとっては、打ち取ったはずの打球が失点につながる痛いプレーとなった。
▪️5回にレイズが一気に試合を動かす
1―1で迎えた5回裏、レイズは再びヤンキース守備陣を揺さぶった。
アランダ、カミネロの連打で無死二、三塁とすると、リアム・ヒックスの二ゴロの間に勝ち越し。
さらにチャンドラー・シンプソンが懸命に一塁へ走り抜け、遊撃手ロンバードJr.の捕球ミスを誘う。レイズはこのプレーでも追加点を奪い、ここでヤンキース先発のシュリットラーを降板させた。
レイズの攻撃は、単純な長打攻勢ではなかった。
走塁、打球への反応、相手の守備位置を突く打撃。
一つ一つのプレーを得点へ結び付け、ヤンキースにプレッシャーをかけ続けた。
▪️4失策のヤンキース、最後まで守備が立て直せず
さらにレイズは二死一塁からシンプソンが二盗。
7番ジョニー・デルーカの遊ゴロでは、ロンバードJr.の送球を一塁手ガルシアJr.が捕球できず、ここでも守備のミスが発生した。
デルーカ自身も二盗を成功させ、チャンスを広げる。
そして8番リッチー・パラシオスが中前適時打。
この一打で2人がホームへ生還し、レイズが5―1とリードを広げた。
ヤンキースはこの試合、実に4失策。
レイズにとっては、相手のミスを待つというより、走塁と積極的な攻撃によって守備側へ判断を迫り続けたことが結果につながった形だ。
▪️投手陣も粘りで最後はベイカー
投手陣では、今季途中に加入したフレディ・ペラルタが先発。
5回途中まで投げて1失点に抑え、試合の流れをヤンキースへ渡さなかった。
リードを奪った後は継投で逃げ切り、最後はブライアン・ベイカーが締めた。
ベイカーは第1戦に続いてセーブを記録。レイズは打線だけでなく、
投手陣も終盤をきっちりと締め、本拠地で2連勝を完成させた。
▪️舞台はニューヨークへ
これでレイズは地区シリーズを2勝0敗。
あと1勝すれば、リーグ優勝決定シリーズへの進出が決まる。
もっとも、シリーズの舞台はここからニューヨークへ移る。
現地7日、日本時間8日からはヤンキースの本拠地で第3戦が行われる。
ヤンキースにとっては、ここから3連勝が必要になる一方、レイズは1勝を挙げれば次のステージへ進める。
それでも短期決戦では、数字上の優位がそのまま結果を保証するわけではない。
レイズがこのまま一気にシリーズを決めるのか。それともヤンキースが本拠地で反撃を開始するのか。
同地区のライバル同士によるシリーズは、ニューヨーク決戦へ舞台を移す。


