RIZIN.54=平本丈選手 鮮烈1回KOでプロ初KO! ジョリー選手を右フックで撃破「次、ヒロヤ選手やらないっすか? 自信あるんで」
試合開始直後から、平本選手は巧みにスタンスを切り替えながら距離をコントロール。
相手の動きを見極めつつ、カーフキックを織り交ぜながら徐々に自分のリズムをつくっていった。
試合が大きく動いたのは、両者が至近距離でパンチを交換した場面だった。
平本選手が左フックを放つと、続けざまに右フックを振り抜く。
この右がジョリー選手のテンプルを正確に捉えると、ジョリー選手はその場でバランスを崩してマットへ。平本選手が一気に追撃に入ると、レフェリーが試合を止めた。
鮮やかな1回KO。平本選手にとって、プロキャリア初のKO勝利となった。
勝利の瞬間、平本選手は大きくガッツポーズ。
試合後にマイクを握ると、「シャー! これが平本丈です」と力強くアピールし、
会場を沸かせた。
さらに平本選手は、次戦の相手としてヒロヤ選手を指名した。
ヒロヤ選手は7月のRIZIN大会で山本アーセン選手と対戦し、惜しくも判定で敗れている。
そんなヒロヤ選手に対し、平本選手はKO勝利直後のリング上で自ら対戦を要求した。
「次、この前、負けちゃったっすけど、ヒロヤ選手、やらないっすか? 勝てる自信あるんで、お願いします」
勝利の興奮が冷めやらぬ中で飛び出した、次なる対戦要求。平本選手は自らターゲットを明確にし、さらなるステップアップへの意欲を示した。
今回の勝利は、平本選手にとって大きな意味を持つ一戦となった。
これまで勝利を重ねながらも、KOという形で試合を終わらせることができなかっただけに、この日のフィニッシュは大きなインパクト。スタンスを自在に変え、カーフキックで相手の意識を散らしながらパンチの距離をつくると、最後は左フックから右フックにつなげ、勝負を決めた。
攻撃の組み立てからフィニッシュまで、平本選手の持ち味が凝縮された内容だった。
さらに、兄の平本蓮選手や篠塚辰樹選手ら「BLACK ROSE」のメンバーが見守る中での勝利。
大きな期待を背負う平本選手にとって、プロキャリアの新たな一歩を踏み出す一戦となった。
一方、敗れたジョリー選手はプロ5戦目で初黒星。
積極的に打ち合う姿勢を見せたものの、平本選手の強烈な右フックを浴び、1回で試合を終える結果となった。
鮮烈なKOで存在感を示した平本選手。勝利の余韻に浸る間もなく、次なる相手としてヒロヤ選手の名前を挙げた。
「勝てる自信がある」と言い切った平本選手。
プロ戦績で初KOという大きなインパクトを残した23歳が、
次はどのような相手と拳を交えるのか。
