張本美和選手 苦境からの大逆転で横浜決勝へ 中国の難敵・王芸迪選手を撃破「ここからまた行くぞ」兄・智和選手との兄妹Vにも期待
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卓球の張本美和選手が、地元・横浜で大きな勝利をつかんだ。
「WTTチャンピオンズ横浜2026」は9日、横浜BUNTAIで女子シングルス準決勝が行われ、世界ランキング3位の張本美和選手が、中国の王芸迪選手(同6位)をゲームカウント4―2で撃破。過去の対戦で2勝5敗、直近4連敗と苦戦していた強敵を退け、決勝進出を決めた。
▪️第1ゲームを落としても動じず 接戦を3ゲーム連取
張本美和選手にとって、決して簡単な立ち上がりではなかった。
第1ゲームは4―11。王芸迪選手の強烈なボールに押され、「本当に強いとしか思えなくて、今日どうやって戦えばいいんだろうって正直不安になった」と試合後に振り返った。
それでも、張本美和選手はここから冷静に対応していく。
第2ゲーム以降は、王芸迪選手のボールを予測しながら準備することを意識。12―10、12―10、14―12と、3ゲーム連続で競り合いを制した。
特に大きかったのが、勝負どころでの精神面だった。
「相手に先にゲームポイントを取られても、そこでひるまず、0対0の気持ちでやるところが今日は良かった」
張本美和選手は、自身のプレーをそう分析した。
一進一退の展開でも感情の波を抑え、目の前の1点に集中。第5ゲームこそ8―11で落としたものの、最終第6ゲームでは11―6と突き放し、難敵・王芸迪選手との接戦を勝ち切った。
「気持ちの面で波が出なかった。そこが一番大きかった」
張本美和選手が、勝負の舞台で培ってきた精神的な強さを発揮した一戦となった。
▪️「まさか決勝まで来れるとは」地元・横浜の声援も力に
王芸迪選手からの勝利は、2024年アジア選手権団体決勝以来となった。
さらに今回は、張本美和選手にとって大きな声援を受ける地元・横浜での大一番。会場から届けられた拍手も、最後まで戦い抜く力となった。
「タオル休憩のときなどに長い拍手を送ってくださったおかげで、『ここからまた行くぞ』という気持ちになれた」
張本美和選手は、会場のファンに感謝を伝えた。
試合後には、ここまで勝ち上がったことへの驚きも率直に口にした。
「もちろんこの試合に勝ったことにまずびっくりしている。1回戦からまさか決勝まで来れるとは、本当に思ってなかった」
苦戦を乗り越え、一戦一戦を積み重ねた結果、ついに決勝の舞台へたどり着いた。
そして、最後に掲げた目標は明確だった。
「せっかく横浜の開催なので、優勝したい」
地元開催の大舞台で、張本美和選手が自身初の頂点を目指す。
▪️兄・張本智和選手との「兄妹アベック優勝」なるか
そして、もう一つ大きな注目を集めているのが、兄・張本智和選手との兄妹アベック優勝だ。
男子シングルスでは、張本智和選手も準決勝に進出。妹の張本美和選手が先に決勝進出を決めたことで、兄妹そろってタイトルを獲得する可能性にも期待が高まっている。
兄・張本智和選手の準決勝について聞かれた張本美和選手は、
「会場では見られないかもしれないけど、ライブで見ます」
と笑顔を見せた。
まずは妹の張本美和選手が決勝への切符を手にした。
続いて兄の張本智和選手が決勝進出を決めれば、兄妹そろって横浜の頂点を争う舞台が整う。
世界ランキング3位の張本美和選手が、地元ファンの大声援を背に、いよいよ優勝まであと1勝に迫った。
▪️WTTチャンピオンズ横浜2026・女子シングルス準決勝
張本美和選手 4―2 王芸迪選手(中国)
4―11
12―10
12―10
14―12
8―11
11―6


