2年連続2桁勝利の菅野智之投手 高額トレード市場の目玉に MLB公式「黒と紫のユニホームは最後になるかもしれない」
ロッキーズの菅野智之投手(36)は24日(日本時間25日)、敵地でのブルワーズ戦に先発し、5回1/3を6安打2失点。今季10勝目(4敗)を挙げ、
メジャー2年目で2年連続となる2桁勝利を達成した。
2本塁打を浴びながらも、150キロを超える直球と多彩な変化球を巧みに操り、ナ・リーグ中地区首位を走るブルワーズ打線を翻弄。6回一死から安打と四球で一、二塁のピンチを招いて降板したが、後を受けたビクター・ボドニク投手(26)が無失点で切り抜け、菅野投手はベンチを飛び出して右腕を迎え入れ、その力投をねぎらった。
ボドニク投手は「感謝の言葉を伝えたり、登板をねぎらったりするために、あそこまでフィールドへ出てくる選手は見たことがなかった」と振り返り、10歳年上の菅野投手の人柄にも敬意を示した。
メジャーデビューから2年連続2桁勝利を達成した日本投手は6人目。
トレード期限(日本時間8月4日)が迫る中、
この好投によって菅野投手の市場価値はさらに上昇したとみられる。
MLB公式サイトは「この金曜日の登板は、菅野にとって黒と紫のユニホームを着る最後の試合の一つになったかもしれない」と報道。年俸510万ドルの単年契約であることから、ポストシーズン進出を狙う球団にとって獲得しやすい条件が整っていると分析し、今夏のトレード市場を代表する目玉の一人と位置付けた。
さらに米スポーツ専門局「ESPN」も、ロッキーズは売り手として動く可能性が高いとした上で、「コロラドには5人のフリーエージェント候補がおり、右腕リリーフのアントニオ・センザテラ投手と先発右腕の菅野智之投手が目玉」と報道。複数球団による争奪戦となれば、見返りとなる有望株や戦力を含めた大型、高額トレードへ発展する可能性も十分あるとの見方を伝えている。
ナ・リーグ西地区最下位に低迷するロッキーズは、再建へ向けて主力放出を検討する立場にある。一方、2年連続2桁勝利を達成した菅野投手には、ワールドシリーズ進出を狙う強豪球団からの関心が高まっており、今夏のトレード市場を大きく揺るがす存在の価値を見出している。

