SAHO選手 ブラジル強豪ライザ・シルバ選手を撃破 盤石の判定勝ちで女子フライ級王座3度目の防衛に成功

2026.7.20

【©️K-1】

K-1女子フライ級戦線で、王者・SAHO選手の強さがあらためて際立った。7月20日に行われた「K-1 WORLD GP」女子フライ級タイトルマッチで、挑戦者ライザ・シルバ選手(ブラジル)を判定3-0で下し、3度目の王座防衛に成功。持ち味である的確なパンチとローキックを軸に試合を支配し、危なげない内容でチャンピオンとしての貫禄を示した。


 

2024年3月にアントニア・プリフティ選手を判定で下し、第3代K-1 WORLD GP女子フライ級王者に輝いたSAHO選手。その後はララ・フェルナンデス選手、ソフィア・ツォラキドゥ選手との防衛戦をいずれも制し、今大会では3度目の王座防衛戦に臨んだ。

一方の挑戦者、ライザ・シルバ選手はブラジルのSFT Xtreme女子ストロー級(-52kg)王者。167センチの長身から繰り出すヒザ蹴りやミドルキック、ハイキック、前蹴りを武器に実績を重ねてきた実力者であり、近年K-1で存在感を増すブラジル勢の一人として王座奪取への期待が集まっていた。

第1ラウンド、SAHO選手はワンツーからローキックを織り交ぜ、序盤から試合のリズムをつくる。シルバ選手もフックやアッパー、ヒザ蹴りで応戦し、一発の威力を見せる場面もあったが、SAHO選手は巧みに距離をコントロールしながらパンチとローキックを的確にヒット。主導権を握ったままラウンドを進めた。

第2ラウンドに入ると、シルバ選手は前進圧力を強め、パンチの連打やボディ攻撃で流れを引き寄せようと試みる。しかし、SAHO選手は左フックを効果的に決めると、インローやローキックを織り交ぜながら冷静に対応。サイドへ動きながら攻撃を組み立てる巧みな試合運びで、挑戦者に思うようなペースをつくらせなかった。

勝負の最終ラウンドでもSAHO選手の勢いは衰えない。

右ストレートから左フックを鮮やかにヒットさせると、左右の連打でシルバ選手を後退させる場面を演出。シルバ選手もボディへの連打で反撃を試みたものの、SAHO選手の正確なパンチが次々と決まり、シルバ選手は鼻血を流すなどダメージが目立ち始める。

終盤にはSAHO選手が左右のフックで一気にラッシュを仕掛け、最後まで攻勢を維持。ジャッジ3者はいずれも王者を支持し、判定は30-28、30-28、29-28の3-0。

SAHO選手が挑戦者を退け、女子フライ級王座の3度目の防衛を果たした。


【文:高須基一朗】