YouTubeから映画史へ 21歳の天才監督が世界を熱狂させた『バックルームズ』劇場限定16分のスペシャル映像上映決定

2026.7.1

インターネット発の都市伝説を題材にしたホラー映画『バックルームズ』が、世界中で社会現象級の熱狂を巻き起こしている。YouTubeから生まれた一人のクリエイターが、ハリウッドの常識さえ覆す。そんな映画史に残る快挙を成し遂げた本作は、日本で9月4日に公開されるのにあわせ、本編終了後に16分間の特別映像を追加した「Everything Must Go Edition」が劇場限定で上映されることが決定。


 

 

本作を手掛けたのは、現在21歳の映像クリエイターのケイン・パーソンズさん。

16歳のときに自身のYouTubeチャンネルへ投稿した短編映像『The Backrooms(Found Footage)』は、従来のホラー映画とは一線を画す斬新な映像表現と圧倒的な没入感で世界中の視聴者を魅了し、瞬く間にインターネットカルチャーを代表する作品へと成長した。

そして17歳で映画化が始動し、19歳で長編作品の撮影を敢行。

YouTubeクリエイターから世界的映画監督へ。従来の「映画監督は映画界で経験を積んで生まれる」という固定概念を覆し、デジタル世代ならではの自由な発想と映像センスで、

新たな時代のクリエイター像を提示した。

その勢いは数字にも表れている。

映像制作会社A24とタッグを組んだ長編デビュー作『バックルームズ』は、5月29日の全米公開直後から爆発的なヒットを記録。公開初週末だけで興行収入8100万ドル(約129億円)を突破し、話題作『スター・ウォーズ/マンダロリアン・アンド・グローグー』を上回って全米興行ランキング首位を獲得した。

さらに世界興行収入も公開初週末で1億1800万ドル(約188億円)に達し、全世界興行ランキングでも1位を記録。パーソンズさんは、全米・世界興行ランキングで首位作品を生み出した史上最年少監督となり、北米オリジナルホラー作品の初週末興収歴代1位、新人監督による長編デビュー作品としても歴代最高興収という前人未到の記録を打ち立てた。

こうした成功の背景には、作品そのものが持つ独創性がある。

舞台となるのは、インターネット上で語り継がれてきた都市伝説「Backrooms」。

ある日突然、現実世界の裏側へ迷い込んでしまうという発想を軸に、どこまでも続く黄色い壁紙の部屋、終わりの見えない廊下、不自然に配置された設備など、「何も起きていないのに恐ろしい」という新しい恐怖を映像化。従来のホラー映画が頼ってきた驚かせる演出ではなく、「空間そのもの」が恐怖を生み出すという柔軟な発想が、世界中の観客を引き込んでいる。

出演はキウェテル・イジョフォーさん、レナーテ・レインスヴェさん、マーク・デュプラスさん、フィン・ベネットさんら実力派キャストが集結。YouTube発という枠を完全に超えたスケールで、映画ファンからも高い評価を集めている。

今回上映が決定した「Everything Must Go Edition」では、本編終了後に約16分間のスペシャル映像を追加。作品世界をさらに深く味わえる劇場限定仕様となる。

製作・本国配給元のA24も「『バックルームズ』が世界中で大旋風を巻き起こしています。映画史が塗り替わる瞬間を目撃しています。特に若い観客が劇場へ足を運んでくれていることをうれしく思います。9月4日に日本の皆さんにもこの作品を届けられることを心から楽しみにしています。皆さんを“黄色い部屋”へ招待します」とコメントを寄せている。

映画業界の常識やキャリアの固定観念を打ち破り、インターネットカルチャーから世界的メガヒットへ。『バックルームズ』は、柔軟な発想こそが新たな時代を切り開くことを証明した、2026年を象徴する一本だ。