マーベリックス激震…名将ジェイソン・キッドHC解任 24年ファイナル導いた指揮官、突然の別れ

2026.5.20

【©️Dallas Mavericks 】

NBAマーベリックスが、ジェイソン・キッドHC(ヘッドコーチ)を解任したことが19日(日本時間20日)までに明らかになった。米スポーツ専門局「ESPN」が報じた。2024年にチームをNBAファイナルへ導いた名将が、突然チームを去ることになった。


 

2021年からマーベリックスを率いてきたキッド氏は、ルカ・ドンチッチを中心としたチーム作りを進め、22年にはウェスタン・カンファレンス決勝進出、24年にはNBAファイナル進出を果たすなど、低迷していた名門再建に大きく貢献。5シーズンで205勝205敗、プレーオフでは22勝18敗を記録した。

しかし、球団内部ではフロント体制を巡る路線変更が進行していたという。報道によれば、キッド氏は昨年11月にゼネラルマネージャーのニコ・ハリソン氏が退任した後、バスケットボール運営部門トップへの昇格を希望していたものの、オーナーのパトリック・デュモン氏から「フロント人事の候補には含まれない」と伝えられていたという。

さらに関係者によると、新たに球団社長へ就任したマサイ・ウジリ氏の招へいプロセスにおいても、キッド氏はほとんど関与できない状況だったとされる。チーム再編が進む中で、指揮官との溝が徐々に広がっていた可能性も浮上している。

ウジリ新社長は声明で、「今こそチームの新たな方向性を定める時だと考えている。継続的に優勝争いができる組織を構築する責任がある」とコメント。「次期ヘッドコーチ選考は徹底的かつ規律ある形で進めていく」とし、組織全体の再評価を進める方針を示した。

一方で、キッド氏への敬意も忘れなかった。「彼は素晴らしい仕事をしてくれた。しかし我々は組織を隅々まで見直す必要がある」と語り、今回の決断が全面的な改革の一環であることを強調した。

 

現役時代はNBAを代表する司令塔ポイントガードとして活躍し、引退後の2013年にネッツで指導者キャリアをスタート。バックスを経て、21年から古巣マーベリックスのヘッドコーチとしてキャリアを積み上げていた。