史上初の8強敗退 侍ジャパン井端監督が退任の意向「結果がすべて」
【©️SAMURAI JAPAN】
野球日本代表「侍ジャパン」の指揮を執る井端弘和監督(50)が、今大会限りで代表監督を退任する意向を示した。ベネズエラ戦の敗戦から一夜明けた15日、チーム宿舎で取材に応じ、自身の進退について問われると「結果がすべてなので」と静かに語った。
今大会の侍ジャパンは、大谷翔平選手(ドジャース)、鈴木誠也選手(カブス)、吉田正尚選手(レッドソックス)、ら史上最多となる8人のメジャーリーガーを招集。
国内トップクラスの主力をそろえ、“最強侍”とも言われる布陣で大会に臨んだ。
しかし、ベネズエラ戦で敗れ、侍ジャパンは史上初めてベスト4進出を逃す結果に終わった。大会前から高い期待を背負っていただけに、悔しい敗退となった。
井端監督は2023年10月に代表監督へ就任。
同年11月のアジアプロ野球チャンピオンシップでは優勝を果たし、順調なスタートを切った。しかし、2024年11月のWBSCプレミア12では決勝で台湾に敗れ、頂点には届かなかった。
指揮官は就任当初から「常勝侍ジャパン」の構築を掲げ、チーム強化に取り組んできた。2025年3月のオランダ代表との強化試合では、花巻東高からスタンフォード大へ進学した佐々木麟太郎の招集を本格的に検討するなど、世代や所属にとらわれない選手発掘にも意欲を見せていた。
また、2024年3月の欧州代表戦では当時大学生だった選手を積極的に起用。西川史礁(ロッテ)、金丸夢斗(中日)、中村優斗(ヤクルト)、宗山塁(楽天)らを代表に加え、「近い将来、侍ジャパンの中心を担う存在になるはず」と期待を寄せてきた。
今大会でも、故障で辞退した松井裕樹投手(パドレス)の代替として金丸選手を招集。
1次ラウンドのチェコ戦では7回から登板し、5者連続三振の快投を披露するなど、若手の台頭を印象づけた。
井端監督が築いてきた若手育成の土台は、
今後の代表にとって大きな財産となることは間違いない。
ベネズエラ戦後の会見で、井端監督は「今回は負けましたけど、日本がさらに力をつけて次回は勝ってほしい」と語り、後を引き継ぐ選手にチームのさらなる成長に期待を寄せた。
悔しい結果に終わったWBC2026の大会だったが次世代へつながる布石もまた、確かに残した。

