パンクラス現王者が王座剥奪 BDオーディション出演で波紋、契約違反で厳格な処分

2026.3.11

総合格闘技団体の パンクラス は3月10日、フライ級王者の 濱田巧選手(THE BLACKBELT JAPAN)に対し、王座剥奪処分を科したと発表した。

濱田選手は9日に公開された BreakingDown 19 の公式YouTubeチャンネルのオーディション未公開映像に登場しており、その直後の処分発表により、SNS上では大きな議論と炎上が広がった。本人も謝罪コメントを発表する事態となっている。


 

▪️BDオーディションに登場し乱闘寸前の場面も

濱田選手はキックボクシングで22戦13勝の実績を持ち、MMAへ転向。

2025年11月に行われた PANCRASE 358 のフライ級キング・オブ・パンクラス チャンピオンシップで 大塚智貴(CAVE)を判定で破り、新王者に就いていた。

しかし、9日に公開された映像では、濱田選手がBD19オーディションに参加。

「昔・・・いじめられていて、いじめの動画が流行っているのが嫌なので、ここにいるいじめる側の人たちをやっつけられたらと思って来ました」と語る場面が収録されていた。

これに対し、ひな壇にいた よーでぃー が「何なんだよ、そんなにビビって。気合い入れろよ」と挑発。濱田選手が立ち上がると、よーでぃーがタックルで詰め寄り、濱田選手がギロチンチョークを仕掛けるなど、一触即発のシーンが動画内で配信された。

▪️契約違反で王座剥奪 団体名は明示されず

動画公開の翌日となる10日、パンクラスは濱田選手の王座剥奪を公式発表。

公式リリースでは「他団体への出場に関する交渉を行い、参戦を承諾した行為が契約違反に該当する」と説明した。

発表では具体的な団体名は明記されていないが、

タイミングからネット上ではブレイキングダウンとの関係を指摘する声が相次いでいる。

当事者の濱田選手は11日、X(旧ツイッター)で経緯の詳細や団体名には触れない形で謝罪コメントを投稿している。

 

今回の騒動では、契約違反の是非に加え、団体の王者としての振る舞いも議論の対象となっている。チャンピオンは団体の象徴的存在であり、競技の信頼性やブランド価値を体現する立場でもある。そのため、ルールや契約を順守する姿勢は最低限の責務といえる。

同時に、こうした問題が起きた背景には、

事前にルールや契約内容を十分に確認・共有できていたのかという点も浮上している。選手個人の判断だけでなく、

団体側の管理体制やガバナンスの在り方も問われる事態となった。