元ドジャースの“暴れ馬”プイグに有罪判決 違法賭博捜査で司法妨害と虚偽供述、最長20年禁錮の可能性
(=AP)
かつてロサンゼルス・ドジャースで強烈な個性と爆発的なプレーを見せ、「暴れ馬(ワイルド・ホース)」の異名で親しまれたヤシエル・プイグ外野手(35)が、法廷で重大な判断を下された。米連邦当局による違法賭博組織の捜査を妨害し、虚偽の供述を行ったとして、司法妨害および虚偽供述の罪で有罪となったことが6日(日本時間7日)、AP通信など複数の米メディアによって報じられた。
発表した米連邦検察局によると、プイグは連邦刑務所で最長20年の禁錮刑に直面する可能性があり、量刑の言い渡しは5月26日に予定されている。
報道によれば、プイグは2022年8月の司法取引の過程で、2019年の数か月間にわたり、元マイナーリーグ選手のウェイン・ニックスが関与する違法賭博組織と接点を持っていたことを認めた。第三者を介して、テニスやフットボール、バスケットボールの試合に賭けを行い、その損失は28万ドル(約4000万円)以上に上ったという。
一方で、捜査段階において連邦当局に対し虚偽の説明を行い、捜査の進行を妨げた行為が問題視され、今回の有罪判決につながった。
キューバ出身のプイグは2013年にドジャースでメジャーデビュー。
俊足・強肩・強打を兼ね備えた外野手として一躍スターに躍り出た。2019年にはシンシナティ・レッズ、クリーブランド・インディアンスでプレーし、その後はフリーエージェントに。以降はメキシカンリーグや韓国プロ野球(KBO)へと活躍の場を移し、昨季はKBOキウム・ヒーローズに所属していた。
メジャーでは3年連続で20本塁打以上を放つなど、通算861試合で132本塁打、打率2割7分7厘を記録。その一方で、感情を前面に出すプレースタイルやトラブルメーカーとしての一面も知られ、輝かしいキャリアと危うさが常に同居してきた。
グラウンドで見せた豪快さとは対照的に、今回の有罪判決は、プイグの野球人生において最も重い局面となりそうだ。量刑判断が下される5月、彼の将来は大きな岐路を迎えることになる。

