18歳フラッグが“歴史を書き換える”2夜連続の衝撃 レブロン超えの最年少35得点でNBAに新風
【©️Dallas Mavericks】
ダラス・マーベリックスの新人クーパー・フラッグが、デビューからわずか1カ月足らずでNBAの歴史に名を刻んでいる。ドラフト全体1位指名の逸材は、レイカーズ戦に続くクリッパーズ戦でも規格外のパフォーマンスを連発。2夜連続でNBA史上最年少記録を更新する“異端のルーキー”ぶりを見せつけた。
■初日は「最年少アシスト」更新、そして翌日には“レブロン超え”
フラッグの快進撃は29日のレイカーズ戦から始まった。
13得点7リバウンド11アシスト3スティールと攻守に存在感を示し、18歳選手として史上最多となる11アシストをマーク。老舗フランチャイズ相手に堂々とゲームを掌握する姿は、すでに“一般的な新人”の枠を超えていた。
そして翌30日のクリッパーズ戦。
この日こそ、フラッグの名前が世界に大きく響くことになる。
■圧巻の35得点!18歳での到達はフラッグとレブロンのみ
試合開始直後に放ったプルアップジャンパーで勢いをつけると、その後もフリースローラインからのジャンパー、カワイ・レナード相手の勝負強いショットなど、百戦錬磨のスターたちを前に一切物怖じしないスコアリングショーを展開。
37分57秒出場し、FG59.1%(13/22)、FT81.8%(9/11)の高精度で35得点。
NBAで18歳が35点以上を記録したのはレブロン・ジェームズ以来。そしてフラッグはレブロンより5日早い18歳343日での達成となり、史上最年少記録を更新した。
まさに、新世代の象徴が誕生した瞬間だった。
■苦境のチームを救う存在に
チームはレイカーズ戦こそ119–129で敗れたものの、クリッパーズ戦は15度目のリードチェンジの末に114–110で勝利。連敗を3で止めた。
フラッグの爆発に呼応するかのように、クレイ・トンプソンが後半だけで6本の3ポイントを沈め23得点。ナジ・マーシャルも18得点8リバウンド3スティール、ブランドン・ウィリアムズが14得点7アシストと続き、チーム全体が勢いを取り戻した。
ウェスト12位の6勝15敗と依然厳しい戦いは続くが、フラッグはルーキーながら**平均16.7得点6.6リバウンド3.5アシスト1.4スティール(出場20試合)**と、チームの屋台骨となりつつある。



