スパーズ、球団史上初の開幕5連勝!若手中心の快進撃止まらず ヒートとの激闘を制す

10月31日(現地時間30日)、サンアントニオ・スパーズは
本拠地でマイアミ・ヒートと対戦し、107―101で勝利。
球団史上初となる開幕5連勝を飾り、
勢いそのままにシーズン序盤の話題を独占している。
この日のスパーズは序盤から持ち味の速い展開とチームバスケットを展開。前半は6度のリードチェンジを経て拮抗した展開となったが、第3クォーターで一気にギアを上げた。
立ち上がりに10―2のランを仕掛けると、堅守から速攻につなげて主導権を掌握。ヒートをわずか14得点に封じ込め、勝負の流れを引き寄せた。
第4クォーターでは、ヒートのゾーンディフェンスに一時逆転を許すも、終盤に冷静な試合運びを披露。
終盤、ケルドン・ジョンソンの3ポイントで再びリードを奪うと、ビクター・ウェンバンヤマのブロックとパスワークが光り、リズムを完全に取り戻した。最後まで集中を切らさず、チーム全員で掴んだ白星だった。
試合後、グレッグ・ポポビッチHCは「若い選手たちが試合の流れを読み、修正しながら勝ち切ったことを誇りに思う。特に第4Q終盤のディフェンスは見事だった」とコメント。さらに「開幕から5連勝しているが、我々の目標はまだ先にある。チームとして成長を続けたい」と語った。
この日、ウェンバンヤマは26得点12リバウンド4ブロックのダブルダブルを記録。デビン・バッセルが21得点、ジョンソンも18得点で続き、スターター全員が2桁得点をマークするなどバランスの良さを見せた。
また、控えのマラカイ・ブランドンも終盤に貴重な3ポイントを沈め、ベンチ陣の奮闘も勝利に大きく貢献した。
一方、敗れたヒートはノーマン・パウエルとタイラー・ヒーローの主力を欠き、バム・アデバヨが31得点10リバウンド、アンドリュー・ウィギンズが24得点を挙げるもあと一歩及ばず。
エリック・スポールストラHCは「スパーズは終盤で落ち着いていた。我々もチャンスはあったが、リバウンドとディフェンスのわずかな差が勝敗を分けた」と語り、若いスパーズの成長を称えた。
スパーズはこの勝利で球団史上初の開幕5連勝を達成。次戦は11月2日、ホームでフェニックス・サンズと対戦する。
