GOAT-3-第4試合 南原健太選手が豪快KOでISKA世界王座奪取 3Rに右フック連打でジョルジスを沈める
10月25日、東京・テレビ東京天王洲スタジオで開催されたキックボクシングイベント「キックボクシングフェス.3 GOAT」。第4試合では、ISKA K-1ルール世界ライトクルーザー級タイトルマッチ(3分3R・延長1R)が行われ、挑戦者の南原健太(TARGET SHIBUYA)が王者ヴァンゲリス・ジョルジス(ギリシャ)と対戦した。
身長186センチの南原に対し、ジョルジスは190センチ。体格とリーチで上回る王者を相手に、南原がどのように距離を詰め、自身の攻撃を当てていくかが勝負のポイントとなった。
試合は序盤からローキックを軸に南原が仕掛け、2Rまで互いに打ち合う展開に。そして3R、セコンドからの指示を生かした蹴りで攻撃の幅を広げると、最後は強烈な右フックでジョルジスを仕留め、KO勝利を飾った。
▪️南原がローキックで先手 距離を掌握 ジョルジスの右パンチも鋭さを見せる
1R、南原は右カーフキックやローキックを繰り出し、序盤から積極的に攻める。長いリーチを持つジョルジスに対し、蹴りで相手の足を狙いながら、自分の攻撃が届く距離を探っていった。
しかし、ジョルジスも黙ってはいない。右のショートフックを南原に当てると、その衝撃で南原の顎が動き、表情がゆがむ場面もあった。
ラウンド終盤には、ジョルジスがパンチの連打で反撃。とりわけ右のパンチには威力があり、南原にとっても警戒を要する攻撃となった。序盤は南原がローキックで流れをつくったものの、王者も強打を見せ、緊張感のある立ち上がりとなった。
▪️2R ローキックとパンチの応酬 勝負を動かしたセコンドの指示
2Rに入ると、南原は引き続きローキックで活路を見いだそうとする。両者のパンチによる攻防も増え、ジョルジスはショートパンチから右ストレートにつなぐコンビネーションを見せた。
ジョルジスのパンチは効果的に映ったが、南原も攻撃を受けながら前に出る姿勢を崩さない。互いに打撃を交わし、決定的な場面をうかがう展開が続いた。
注目されたのはラウンド間のインターバルだ。南原のセコンドにつくYA-MAN選手から、大きな声でハイキックを狙うよう指示が飛ぶ。南原がその言葉にうなずく姿も印象的だった。
この指示が、最終ラウンドの攻撃にどうつながるのか。勝負の行方は3Rへと持ち越された。
▪右フック一閃 南原が豪快KOで世界王座に迫る
最終3R、南原はセコンドの指示を実行するように、序盤から左ハイキックを繰り出す。蹴りは浅く当たりながらも、ジョルジスの顔面を捉えた。
ローキックを中心とした攻撃にハイキックを加えたことで、南原の攻撃は上下に広がる。蹴りを織り交ぜながらパンチにつなぎ、ジョルジスを徐々にコーナーへと追い詰めていった。
そして、試合を決める瞬間が訪れる。
南原の強烈な右フックがクリーンヒット。ジョルジスの意識を揺さぶる一撃となり、さらに返しの右フックを打ち込むと、ついに王者をマットに沈めた。
リーチの長い相手に対してローキックで足を攻め、最終ラウンドにはハイキックで攻撃の幅を広げ、最後はパンチで仕留める。南原が攻撃の組み立てを変えながら勝機をつかみ、会場を沸かせるKO勝利を収めた。

