YOASOBI新曲「KILLA」年内リリースへ! 魔猫よあデビュー作『センパイを殺したいので女装する』刊行 小説と音楽が描く異色の青春物語
“小説を音楽にするユニット”YOASOBIと、新たな才能を発掘する文芸プロジェクトから生まれたコラボレーションが動き出した。作家・魔猫よあさんのデビュー作『センパイを殺したいので女装する』が10月16日、株式会社水鈴社から発売された。同作を原作とするYOASOBIの新曲「KILLA」も年内のリリースを予定しており、小説と音楽の両面から物語の世界を楽しめる企画として注目される。
▪️女装した少年が、愛する先輩の願いをかなえるために
『センパイを殺したいので女装する』は、恋愛と死、そして理想の姿をめぐる葛藤を描いた青春小説だ。
主人公は高校2年生の少年。彼が思いを寄せるのは、1学年上の文芸部の先輩・園村光子である。美しく、どこか風変わりな光子は、女性しか愛せないと語り、ある日、自身の高校卒業の日に死ぬつもりだと打ち明ける。
その背景には、家の借金を理由に地元を支配する極道の家へ嫁がされるという事情があった。さらに光子は、命を絶つことになるのなら、理想の美少女に殺されたいという願いまで口にする。
彼女の願いをかなえたい。そして、自分も愛されたい――。そう考えた少年は、男性である自分が女装し、光子の理想とする美少女に近づこうとする。
愛する相手のために自らの姿を変えていく少年の選択を軸に、危うさとユーモア、切実な感情が交錯する物語となっている。
▪️YOASOBIが原作小説から生み出す新曲「KILLA」
本作と連動する楽曲が、YOASOBIの新曲「KILLA」だ。
原作の世界観を音楽へと昇華するにあたり、コンポーザーのAyaseさんは、小説のダークな雰囲気を大切にしながら、キャッチーさと奇抜な挑戦を盛り込んだと説明。小説を音楽にするというユニットの原点に立ち返り、物語をより立体的に感じられる作品を目指したという。
ボーカルのikuraさんも、今回の企画について、YOASOBIとしての真価が問われる機会だと受け止めている。
小説を原作に楽曲を制作するYOASOBIならではの試みが、今回どのようなサウンドと表現に結実するのか。楽曲の正式なリリースは2026年内を予定している。
▪️書店での特典や朗読コンテンツも展開
小説の刊行と楽曲のリリースに合わせ、関連企画もスタートした。
10月16日正午には、YOASOBIの新曲「KILLA」の一部を聴くことができる『センパイを殺したいので女装する』のAudible朗読動画が公開される予定だ。
また、紀伊國屋書店新宿本店と梅田本店では、対象書籍を1冊購入するごとに特製しおりを1枚プレゼントする。配布は数量限定で、なくなり次第終了となる。
両店舗ではYOASOBIの2人による特別メッセージも店内放送で流される。実施期間は11月6日まで。新宿本店では原則として毎時45分ごろ、梅田本店では毎時15分ごろに放送される予定だ。
さらに、小説投稿サイト「monogatary.com」では第1章の試し読みを無料公開。魔猫よあさんへのインタビューや、YOASOBIの2人、担当編集者によるコメントも掲載される。
オーディオブック版は、声優の橘美來さんによる朗読でAmazon Audibleから配信される。
紙の書籍だけでなく、音楽、朗読、ウェブコンテンツ、書店での企画へと広がる今回の取り組みは、物語との接点を多様な形で提供するものとなりそうだ。
▪️デビュー作を送り出す魔猫よあさんとは
著者の魔猫よあさんは2000年9月生まれ。「『はじめての』文芸部」の部員として活動し、今回の作品でデビューを果たした。
「特別で奇妙な関係のふたり」を描く物語を好み、読書やゲームを趣味とする。別名義ではゲームシナリオの執筆にも取り組んでおり、好きな作家として谷崎潤一郎と江戸川乱歩を挙げている。
独特な人物関係や、一般的な青春小説とは一線を画す設定が特徴の本作。新進作家の登場とともに、その物語がYOASOBIの音楽によってどのように表現されるのかも見どころとなる。
▪️書籍情報
書名:『センパイを殺したいので女装する』
著者:魔猫よあ
発売日:2026年10月16日
発行・発売:株式会社水鈴社
定価:1650円(税込)
判型:四六判並製
ページ数:144ページ
ISBN:978-4-910576-16-9
電子書籍:同日発売予定

