山本由伸投手 圧巻の9奪三振で今季12勝目 6回1失点の快投でドジャースを勝利へ ブルワーズとの頂上決戦は1勝1敗

2026.8.15

エースの貫禄を示す安定感 

救援陣も無失点リレーでリードを守り切る

【©️Los Angeles Dodgers 】

ロサンゼルス・ドジャースの山本由伸投手が、

チームにとって重要な一戦で見事な投球を披露した。

ドジャースは8月14日(日本時間15日)、本拠地ロサンゼルスで

ミルウォーキー・ブルワーズと対戦し、3―1で勝利。

先発した山本由伸投手は6回98球を投げ、

4安打1失点、9奪三振の快投で今季12勝目を挙げた。

 

12勝は山本由伸投手にとって昨季に並ぶメジャー移籍後の自己最多タイ。

今季の日本人投手としても単独トップとなる白星を積み上げ、チームの連敗を止める大きな役割を果たした。

ナ・リーグ最高勝率を争うブルワーズとの4連戦は、これで1勝1敗。

シーズン終盤の順位争い、そしてポストシーズンでのシード権争いを考えても、ドジャースにとって価値のある勝利となった。


 

▪️山本由伸投手、初回の苦戦から見事に修正

立ち上がりの山本由伸投手は、ブルワーズ打線の粘り強いアプローチに苦しめられた。

スプリットをはじめとする低めの変化球を見極められ、2死から四球を許す場面も。それでも後続を抑え、無失点で初回を終えた。

初回だけで26球を要したものの、山本由伸投手は2回以降に投球スタイルを修正。

ボールゾーンで空振りを狙うだけではなく、ストライクゾーンへ積極的に投げ込み、打者との勝負を早いカウントから仕掛けていった。

すると投球のテンポが一気に向上。持ち味の切れ味鋭い変化球と力強い直球を組み合わせながら、三振を次々と奪った。

この日は9奪三振。相手打線に流れを渡さず、ドジャースにとって理想的な先発投球を続けた。

 

▪️五回のピンチも最少失点 6回98球で先発の役割を完遂

山本由伸投手にとって最大の山場となったのは、ドジャースが1点をリードして迎えた五回だった。

無死一、三塁のピンチを招いたものの、犠飛による1点だけに抑えて大量失点を回避。

ここでも崩れることなく、最少失点でイニングを終えた。

六回も集中力を維持し、捕手の好送球にも助けられながら最後までマウンドを守った山本由伸投手。98球を投げ切り、6回1失点という十分な内容でマウンドを救援陣へ託した。

リリーフ陣の負担が大きなポイントとなっているドジャースにとって、山本由伸投手が6回まで投げ切ったことは非常に大きい。

ベンチへ戻った山本由伸投手は、デーブ・ロバーツ監督らと笑顔でハグ。大事な首位争いの一戦で、エースとしての役割をしっかりと果たした。

 

▪️パヘス選手 エドマン選手が一発 山本由伸投手を援護

山本由伸投手を援護したドジャース打線も、重要な場面で一発を放った。

五回にはパヘス選手が勝ち越しとなる20号ソロ本塁打をマーク。さらに六回にはエドマン選手が貴重な追加点となるソロ本塁打を放った。

効果的な2本の本塁打で山本由伸投手を援護し、ドジャースは試合の主導権を握った。

3―1とリードしたドジャースは、山本由伸投手の降板後も救援陣が踏ん張った。

フィリップス投手、スコット投手、ディアス投手が無失点でつなぎ、ブルワーズの反撃を封じた。

前日の試合では九回に2点のリードを守れなかっただけに、この日の救援陣による無失点リレーはチームにとって大きな収穫となった。

 

▪️大谷翔平選手は無安打も四球 強烈な打球には相手の好守

「1番・DH」で先発した大谷翔平選手は3打数無安打、1四球だった。

五回の第3打席ではセンターへ鋭い打球を放ったものの、ブルワーズの中堅手ミッチェル選手がダイビングキャッチ。長打性の打球を見事な守備で阻まれた。

それでも七回の第4打席ではフルカウントまで粘り、低めの変化球をしっかりと見極めて四球を選択。

この日は快音こそ響かなかったものの、相手投手にプレッシャーをかける打席を作り、チームの攻撃に貢献した。

 

▪️12勝目で再び1ゲーム差 頂上決戦は続く

この勝利によって、ドジャースはブルワーズとのゲーム差を再び1ゲームに縮めた。

ナ・リーグ最高勝率を争う両チームによる4連戦は、これで1勝1敗。ポストシーズンでのシード権をめぐる争いを考えても、今後の一戦一戦が大きな意味を持つ。

その重要なタイミングで、山本由伸投手が披露した6回1失点、9奪三振の快投。

昨季に並ぶ自己最多タイの12勝目を手にした山本由伸投手は、シーズン終盤に向けてさらに存在感を高めている。

大舞台を託される機会が増える中、安定感を増す山本由伸投手の存在は、

ドジャースにとってポストシーズンを見据えるうえでも大きな武器になりそうだ。